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「50年後のボクたちは」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年11月23日(木)02時08分24秒
  リチャード・クレーダーマンのデビュー曲「渚のアデリーヌ」が何度も
効果的に使われて居た。この曲はFBCラヂオの番組間の間奏曲として
長らく使われてて耳に馴染んでるので懐かしかった。
特に主人公の二人が4WDで農道の一本道を疾走する場面を鳥瞰図的に
俯瞰撮影してる時に多重音で使われ実に効果的で有った。

物語的には ジョージ・ロイ・ヒル監督の「サンダスとブッチ」の珍道中の
やうな感じで 途中 女が入るのも 又 抜けるのも同じ。
音楽も前者が大バッハのジャズ・バージョン化で 後者は復古調のクレーダーマン
だから趣向も よく似てる。チラシにも有る下が満面の水で岩山に主人公達が
は 前者の二人が断崖から飛び降りる場面の背景と よく似てる。
たまたま かも知れないけど 作者は映画「明日に向かって撃て!」を観て
誘発されたんぢゃ無いのかと想像してしまった。
若し マイクとチックって云う14歳の二人の少年が そのまま成長して
タイムマシンか何かで米国の開拓時代の中西部に転送されたら サンダス・ブッチに
為って列車強盗~ボリビアで軍隊にハチの巣の呈だろが 本編は高速の
クルマ事故程度で済み命には別条 何んとも無かった。
本の原作者も主人公達に優しいのだと思う。

映画自体 面白かった。
技巧に溺れ引きづられてしまいがちの中に在って上手く技巧を使いこなして居る。
チラシに有る通り監督は「名匠」なんだろうと思う。
所謂「職人芸」と云う奴で続けて老人の映画も難なく作れるだろなと感じた。
観ながらホント50年後のボク達を描いた作品も続編として世に出して
欲しいと思った。それも其れで面白い作品に仕上がると感じた。
 
 

「きっと、いい日が待っている」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年11月17日(金)19時09分26秒
  15分 遅れで入館したが未だ始まって無かった。
受付で「機械のトラブル」の説明を(二度も)受けたが 時間通り始まらないのは
かっての「福宝」系列の館で何度も経験済なんで何んとも思わなかった。
時間通り始まらないんも地方の映画館の良さと皮肉では無く思ってる。

さて 本編だけど。
1960年代のコペンハーゲンの児童施設での虐待の話。
相当 酷な場面の連続だけど淡々と進むので よりリアリティが増す。
主人公の幼い兄弟の弟だったかは宇宙飛行士に成るのが夢で 理解 有る女先生から
新作のLPレコードを部屋で聴かせて貰うのだが(それが予想通りの)「2001年
宇宙の旅」の冒頭の部分だった。確か作曲者はクラシックのシュトラウスだったか
交響詩なので迫力が有り 別の場面でも何度か効果的に使われてた。
施設の所長(校長)の叙勲の夜に事件は起きるんだけど宇宙服を着て鉄塔から
月に向かって飛び降りる少年の姿が当時の「月面着陸」の映像と重なり合って
上手い演出だった。

全体として泥臭く地味で 其処に好感を感じた。
日本だとスグ大粒の涙顔をクライマックスに持って来がちだけど 文化の違い
なんだろうか 泣かない・泣けない顔を持って来てた。
名作「禁じられた遊び」では幼女が施設に入る前に駅で人混みの雑踏に消える
のだけど 本作は 施設に入った後の話で 復 時代も10数年の差も有って
少し時代が落ち着き始めてる感は した。

「日本アカデミー賞」って出来て かなり経つと思う。
毎年 大々的にライブでテレビでも流してるやうだけど デンマーク・アカデミー賞
みたいに叙勲も受けた児童施設の校長の闇の世界を描いた作品に果たして6部門もの
賞を与えられるのだろうか・・?と見終えて思った。
評価の質の問題では無い。映画人としての矜持の問題として。

映画は素晴らしく日本でも教職員組合の推薦くらい有っても不思議ぢゃ無い出来。
荒む子供と女先生の心の交流を描いたシーンでは サリバン先生とヘレンとの
「奇跡の人」を想起させた。

 

リクエスト。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年11月16日(木)01時40分6秒
  久しぶりにリクエストして置きます。

「サムソンとデリラ」(1949年 米国)。
1990年代にもリメイクされてるやうですが 此方を所望。
私が小学・中学時代 毎年のやうにNHKのテレビで放映されてて
思い出が深い。旧約聖書に題材を取った史劇でスペクタル映画の
レジェンドの一つですが当時から男女の葛藤を描いた映画だと
思ってます。来年で良いから考えて置いて下さい。

http://www.youtyube/com/watch?v=IEPWu24Gilc

 

「PATERSON」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年11月12日(日)20時50分23秒
  普通の日常を普通に描いた偉大な映画。
(一言で言い現わすと さう為る)。

主役の男が何処にでも居るやうなノッペリとした顔立ちで職業が路線バスの運転手。
楽しみが詩作と場末の呑み屋でビールを一杯 引っ掛けるだけと云う面白みに欠ける
日常が延々続くだけで 米国映画お約束のド派手なシーンも無ければ急転直下の
プロットの展開も無く オー・ヘンリーの名作「賢者の贈り物」に登場する若夫婦
のやうな お互いが労わり合うだけの会話が1週間 続くだけの映画なのだ。

其れが目に優しく・耳に心地 良く 読後感スッキリの秀作に為ってる。

印象に残った断片的な場面を少し話すると。
公園のシーンで見知らぬ東南アジア系の背広男から声を掛けられるのだが
掛けて来た眼鏡の男は盛んに「恐縮ですが」のフレーズを使ってたので
直ぐ日本人だと判った。かう云う持って回った枕詞 入れないと何も話を
切り出され無いってのは日本人特有で 自分も同じ言い方しただろうと
面映ゆい思いが した。

「金津 創作の森」あたし行けば こんな夫婦も居るだろとは思ったが
実際 近所に こんな夫婦が居たら かなり薄気味悪く感じると思う。
夫は詩作の手帳を肌身 離さづ持ち歩き・妻は高価なギター片手に芸能界
デビューを夢 見てて 二人には将来の生活設計の「せ」の字も出て来ない。
別に悪いと云う訳でも無いけど 遅かれ早かれ破綻する夫婦のやうにも思える。
だから こそ
人に感動を与えるドラマにも為り得るのだと 見終えて感じたのだが。

最後に 劇中 二人が地元の映画館で白黒映画 観てる場面が有って 映画は伝説の
コメディアン コステロのフランケンのパロディ物だったんだけど
フランケンシュタイン博士が造り出した人造人間はキャラが立ち過ぎてるので
昔からパロディ化され易い。観ながら 40年前に為るか日本のコミック漫画
「怪物くん」に登場しててたフランケンを思い出して懐かしかった。
 

「ELLE エル」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年10月30日(月)21時01分37秒
  見終えて 女性映画を撮らせたら天下一品と云われた成瀬 巳喜男 監督の
「女が階段を上がる時」を思い出して居た。
(故)淀川長治サンが怖い女性の映画の素材としてラジオの映画番組で昔 紹介
されてた邦画なんだが 本編も相当に怖い女性が登場した。

映画は 中年女が自宅でレイプされる場面から始まるんだが 予告編で
そんな単純な お話で無いのは先刻承知の介だから一種 謎解きのやうな
面白さが有った。主人公の中年女はラス・メイヤーの「先天性 色情魔」の
やうな異常性を持つゲーム会社の社長なんだが 実父との葛藤で心に痛手を
負って居る。母親が死に・続いて収監されてた父も自死し 親からの呪縛が
解けた主人公は友人と仲良く画面の向こうに去って行く場面で FIN。
自分も親が死んだ時には寂しさより開放感が強かったので主人公の心情は
何んとなう解る。のだが 友達と笑いこける程には至らなかった。
よっぽど主人公は両親を恨んでたんだと推察ス。
まぁ あの両親なら子から恨まれて仕方も無いとは思ったが。

母親が急な脳梗塞で倒れ 担ぎ込まれた病室で意識不明の重体。
様子を見に来た主人公だが病室のテレビからはベートーベンの「田園」だったか
流れてた。その たおやかな旋律と画面が乱れ 母の様態も急変し・・死亡。
中々芸が細かいと感心した。

主人公は10歳の時 周囲から「灰かぶり少女」と からかわれてた らしい。
「灰かぶり・・」と云えば「シンデレラ」の別名。そんな名が付くのは
褒め殺し って奴なんだろうか? 主人公の「性」が屈折してしまった訳は
それだと感じた。
 

「ローサは密告された」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年10月25日(水)20時12分38秒
  かなり重い映画で在る。
のは解ってたが後半部で残った子達が健気に働くので その分 気持ちが救われる。

マニラの下層社会で生きる家族の物語なんだけど両親が麻薬の密売で捕まり
残った3人の子達が両親を放免 出来る銭を作ろうと働く。
印象に残ったんは未だ学生の娘。普段は綺麗な学生服 着て学友と御喋りに
夢中だけの生活が一変し 疎遠に為ってる叔母に銭を借りに行くシーン。
その顔には女学生のアドケナサは消へ すっかり大人びてる。
同世代で有ろう働いてる従兄弟から なけなしの蓄へ貰い お礼を云う場面
では 娘では無く家父長 代理みたいな風格さへ感じられた。
かって フイリッピーナに入れ揚げると女の大家族までタカリに来ると
聞いたものだが 娘が家族の為に労す ってのは彼の国では美徳で又 当然と
受け入れられる国民性なのかと思った。

でも 主役の母親役を やった女優がカンヌで最高賞ってのが意外だった。
確かに スーザン・ヘイワードの「私は死にたくない」と同レベルの白熱の
熱演だったんだけどカンヌの女優賞ってのが ねぇ。マーロン・ブラントが
主演の「サヨナラ」でオスカー助演を得たジャズ歌手のナンシー梅木さん
以上の意外性だった。
映画自体は素晴らしいモノだったのだけどカンヌのレッドカーペットに
載せられた ってのに何かキナ臭い政治性を感じた。
フィリッピンの麻薬撲滅運動の過激さにサオサスのが目的の賞でなければ・・。
と思うのだが。

 

「夜明けの祈り」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年10月14日(土)19時02分28秒
編集済
  親日国のポーランドだけど反面 歴史的に反ロシア感情が根強いので「そんな国の
新作物なんて楽しめ無いな・・」。と思いつつ銀幕の前に座った。

全編に渡る重苦しい感じは最後の場面を除き銀幕からは消えなかった。
それも その筈 カトリックの尼さんが修道院長 含めロシア兵にレイプされ
7人が妊娠~出産 云うのだから・・。そんな現状に乗り込んで行ったんが
フランス赤十字の女医とユダヤ人の男性医師。最後は孤児院まで併設しメデタシ&メデタシ
なんだが 其処に至る経緯で若い尼さんは狂い死にで飛び降り自死とか・院長は治療を
拒否して梅毒の合併症で死んでゆくとか悲惨な光景が登場して来る。
実際に有った話らしいが 日本でも満蒙開拓団の婦女子が侵攻して来たロシア兵に乱暴・
妊娠に至り帰りの船の船上から身を投げて死んだとか悲痛な話が残ってる。
映画の中で或る尼さんだったかも言ってたけど 戦争は終わっても戦禍は残るんだと思う。

女医が連れて来たユダヤ人を見て 尼さん達は拒絶反応を示した。のが興味深かった。
1960年代に入り公会議で「イエスが十字架に掛けられた事に関し 当時のユダヤ人が
皆が皆 悪い訳では無い」。と云う法王の声明が出たけど それまでは教会の公式立場は
「皆が皆 悪い」。だったから 当時の感覚では悪魔でも見るやうな目つき だったのかと
興味深かった。(話には聞いてたけど映像で見ると説得力が有る)。
かう云うシーンで思い出すんは シドニー・ポワチエ主演の名画「野のユリ」の
食卓の場面で 風来坊の黒人青年が布教に来てる尼さん達に「此処アメリカでは
食前の祈りでもアーメンとは言わづ エーメンと言うのさ」。と したり顔で
教え 厳粛なる祈りの時間がゴスペルに為ってゆくのだが 本編 観ながら
そのシーンと二重写しに為った。
つまり「野のユリ」の黒人青年が本編ではユダヤの男性・・。そんな作りかと。
本編でも最後の方で有名なマタイ伝の一節が読まれてたけど 映画「野のユリ」の
野のユリの意味も福音書の一節の意味だし 本編の「夜明けの祈り」の意味も
そんな処に有るのでは?と思いましたね。

背景の音楽は当時の尼さんの修道院らしく女声のグレゴリー聖歌ばかりなんだけど
最後に少しだけショパン・タッチのノクターンのやうなピアノ曲が流れ
生まれがポーランドで没したのがフランスだったショパンの曲を使ったのかな?
と一瞬 思いましたが 如何?

まぁ 21歳でプロテスタントで洗礼を受け・34歳でカトリックに改宗し・
生活費 稼ぐ為 母親の菩提寺で働いてる身に取って 本編の尼さん達の苦悩が
痛い程 伝わり 他人事の映画では無かったですねぇ~~。
宗教と現実の住み分け。永遠のテーマですね。
 

リクエスト

 投稿者:ぴーちゃん  投稿日:2017年10月13日(金)23時21分53秒
  『南瓜とマヨネーズ』
観たいです!是非お願いします!
 

「素敵な遺産相続」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年10月 9日(月)19時58分16秒
  1970年代後半 大猿と共演したジェシカ・ラングは下品な言葉を使うと
当時 一発屋かと思ってた。でも再見したら違ってた。その間 相当 精進・努力
したのかと感慨深いモノが有った。
シャーリーは10年程前に為るか 彼女が書いた霊的な本を買って読んだので
改めて彼女の飾り気の人柄・等身大の生き方を知って 極めて意味深な
ブッキングだと思いながら銀幕の前に座ったのだ。

5万ドルの筈が保険会社の手違いで5百万ドルに化けて大金を手にした二人。
何処へ行くかと思いきやスペイン人が好きなカナリア諸島へ。
ラジオ・スペイン語を学んで5年の私に取っても憧れの地で ホテルの受付嬢から
ボーイまで当然の如く流暢なスペイン語で羨ましく 且又 眩しかった。
ギャング団のボスが嫁ハンに頭が上がらぬ冴えない男で 詐欺師も含め
登場人物が皆 善人として描かれてて ボブ・ホープが「ルーシー ショウ」に
出演してるやうな感じで 今の米国大統領が目指す・好む社会文化性と相通じる
部分を感じて シャーリーがミュージカルの「メイム(おばさん)」を演じてる。
そんな気がして来た。
若し ルーシー(ルシル・ボール)が演じたら爆笑&爆笑だったろうけど
シャーリーが演じたから かなりシリアスと為ったんだろうと思った。
良くも悪くもアメリカ人好みの楽天的な肩の凝らない洒脱な映画。
 

「家族の肖像」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年10月 4日(水)20時16分21秒
  初公開当時 国内の映画評論家は全員 この映画を褒めて居た。

どんな名画でも一人や二人はサオサス人が出て来るもんなんだが 本作は皆が皆
だったんで「なら 今更 改めて観る必要も無い・・か」。と当時は観なかった。
今回 デジタル・マスターの修復版なので初公開当時より鮮明だろと思い
見る気に為った。お目当ては シルヴァとドミニクの二人の欧州女優。

結論から云うとラストの10分を除き退屈な映画だった。
離れた座席から観客のイビキも聞こえたが実際 私も半分 寝て居た。
帰ってからネットで調べて見たら「監督は当時 体調が悪く歩き回られる体力も
無かったんで室内劇と為った」。と書かれて在ったが まるで米国映画の
「12人の怒れる男達」のやうな閉塞感が有って 観て居て爽快な映画では
無かった。又 舞台劇を映像化して見せてる手法にも板張りの舞台を観る事の
無い身に取って しんどい ばかりで 玄人受けは しても私も含め
素人受けは しない映画だと感じた。
「なんでも有りが映画」って云う視点に立てば かう云う映画も在って 然るべき
とは思うのだが ベルイマン映画とは違った意味で相当に「難しい映画」だと気づいた。

1970年代の映画だけど感情促進音楽も随所に散りばめられ まるで1940年代
前半の映画みたいで 時間の流れも大時代的。私が好きなグリア・ガースン主演の
「心の旅路」の持つ時代性と雰囲気的に似てたので驚いた。
ドミニク・サンダ 演ずる老教授の おそらく若い頃と思われる母親のフラッシュ
バックの現れも在って 監督は耽美的 回帰主義 だと受け取ったのだが・・。
 

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