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「海辺のリア」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年 9月25日(月)14時57分57秒
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  仕事の中休みが長かったんで思い切って来てみた。
元来 現代日本映画は好きでは無いんだけど時間が空けば来るのがモットーで
あんまり映画の選り好みは しない方。

本編は 一口に云えば 仲代達也の生前葬。
実際 バックに葬送行進曲も重々しく掛かってたし ジェームス・スチュアートや
サー・ローレンス・オリビエにも成れ無かった男のローマ時代の野外劇。
そんな映画だった。認知症の問題にも触れては居るけど それは結果として
さう云う描き方に為っただけで主体は一役者の晩年をザックリ描いて魅せた。
そんな作品だった。

観ながら 昔 観た「午後の遺言状」の杉村春子・音羽信子の演技を
思い出してたのだが 本作は仲代の遺作に為るのか・・と云う思いがした。
でも かう云う大円団の遺作と云える映画に出れる事自体 最晩年まで主役を
張ってると云う証で 常に戦前から脇役だった飯田蝶子サンなどは死ぬまで
脇役だった訳で その点 恵まれた役者なんだなと感じた。

認知症の問題は・・。観てて周囲が認知症だと思った。
「認知症って あぁ云う病気なんだな」と周囲がシッカリ認知して居れば
激するトラブルだの怒りだの お互いが生じない筈。
生じるのは壊れてゆく当人を周囲が認知したく無いと云う一点が原因。
さう云う意に於いて認知症って大所高所の目線で云うと周囲が認知症で
その写し鏡が当人の認知症。文学的表現だけど そんな気がした。
 
 
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