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「ELLE エル」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年10月30日(月)21時01分37秒
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  見終えて 女性映画を撮らせたら天下一品と云われた成瀬 巳喜男 監督の
「女が階段を上がる時」を思い出して居た。
(故)淀川長治サンが怖い女性の映画の素材としてラジオの映画番組で昔 紹介
されてた邦画なんだが 本編も相当に怖い女性が登場した。

映画は 中年女が自宅でレイプされる場面から始まるんだが 予告編で
そんな単純な お話で無いのは先刻承知の介だから一種 謎解きのやうな
面白さが有った。主人公の中年女はラス・メイヤーの「先天性 色情魔」の
やうな異常性を持つゲーム会社の社長なんだが 実父との葛藤で心に痛手を
負って居る。母親が死に・続いて収監されてた父も自死し 親からの呪縛が
解けた主人公は友人と仲良く画面の向こうに去って行く場面で FIN。
自分も親が死んだ時には寂しさより開放感が強かったので主人公の心情は
何んとなう解る。のだが 友達と笑いこける程には至らなかった。
よっぽど主人公は両親を恨んでたんだと推察ス。
まぁ あの両親なら子から恨まれて仕方も無いとは思ったが。

母親が急な脳梗塞で倒れ 担ぎ込まれた病室で意識不明の重体。
様子を見に来た主人公だが病室のテレビからはベートーベンの「田園」だったか
流れてた。その たおやかな旋律と画面が乱れ 母の様態も急変し・・死亡。
中々芸が細かいと感心した。

主人公は10歳の時 周囲から「灰かぶり少女」と からかわれてた らしい。
「灰かぶり・・」と云えば「シンデレラ」の別名。そんな名が付くのは
褒め殺し って奴なんだろうか? 主人公の「性」が屈折してしまった訳は
それだと感じた。
 
 
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