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「愛を綴る女」雑感。

 投稿者:みきお  投稿日:2017年12月 2日(土)18時31分22秒
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  家に帰ってグーグルで くぐったら 劇中 何度も背景音楽として
使われてた チャイコフスキーの「四季」は正確には「組曲・四季」で
使用されたんは その中の「6月・舟唄」って云う小品だった。
アップされてた動画の中には単に「舟唄・チャイコフスキー」と云う
タイトル画も有ったので ピアノの心得の有る人達の間では一種
定番曲の一つなのかも知れない。主人公の女の心情を的確に表した
上手いクラシックの使い方だと思った。第一「舟唄」ってのは俗謡的には
男女の愛憎劇みたいな意味合いも有るしで。

のっけから話は余談に為ってしまったけど 映画は仏映画らしい詩的な描写が
多く それで居て散文に過ぎづ・シッカリ韻も踏んで居て 良く出来た
欧州映画だと感じた。
夫と為るスペイン人の中年男はフランコ将軍の元から逃げて来た経緯も有り
愛人に為りかけの若い仏の大尉は仏領インドシナからの傷病兵 云うので
1950年代の早い時期の物語だと思った。

主人公の女は前々から心を病んだ状態。通常なら座敷牢に入れられて不思議でも
無い程なんだが 村では資産家の娘なもので さうは為らない。
母親は行く末 心配してスペイン人の雇われ農夫を婿に迎えるんだが
性根の腐った娘には親心も届く訳も無く・・ってな前半部のストリィ。
まぁ 仮に俺が夫なら戸板に打ち付け大川に流すんだけど 怪談「累が淵」の
やうな手荒な事は しない夫。何処まで行っても「忍」の一字の夫だ。
聖書。つまり福音書の「受胎告知」に登場する天使は確か名がガブリエル
だったかと思うのだけど 洋画に登場するガブリエルには悪女とか悪妻が多い。
西洋の白魔術・黒魔術との関係みたいな物で コインの裏と表との関係
なのかも知れぬ。

主役を張った女優は「オスカー女優」らしい。
少し注意深く顔立ち見れば目元など若かりし頃のC.C(クラウディア・カルディナーデ)
や岡田 茉莉子 に似て居て 映画界と云う男社会の中では男顔でないと
伍して征くのは難しい・・のかと思った。

ラスト。夫婦 二人 海辺を見ながら微笑み合う のだが 若し次の場面を
繋ぐのなら 隠し持った鈍器で夫は妻を殴り殺すと したい。
そのシーンから始まる「愛を綴る女・第二章」を期待しつつ客席を後にした。
 
 
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