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「GOGO94歳の小学生」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 4月10日(土)13時53分8秒
  最初 タイトルのGOGOは映画会社が勝手に付けた宣伝文句かと思ってたら
意外にも主人公の実名らしい。さう云へば有名な打楽器のタムタムも
同じ言葉の羅列でアフリカ人って重ね言葉が好きなのかも知れぬ。

冒頭(彼女は特別な人)ってな断り書きが入ったけど確かに然り&然りで
相当 負けん気が強い性分と感じた。校舎を建ててる現場責任者の壮年を
叱り飛ばす程の負けん気。助産婦と云う技能が有るから未だエエものの
無かったら村の鼻つまみ者でしか無いと感じる。
私が高2の頃に死んだ母方の祖母も丁度そんな感じで顔の輪郭や喋り方
果てや人生哲学まで似通ってたので80前で死んだ祖母を想い出してた。
最後にレーザー治療だと思われるんだが白内障の治療が成功して目が
見へるやうに為り学業に復帰が出来てヨカッタと思う。
最初に駄目元で直訴して入学を認められたんだが その校長が素晴らしく
教育者かく有りなん!の人物で 担当教諭の若い女性とはコントラストが
妙だった。黒人女教諭は 普通に「ジーザス!」なんて叫ぶので幼少は
ミッションで教育 受けたやうな気がした。
何処までが演出か判らないくらいのスムーズな流れで巧い映画だと思う。

観終へてロビーに出たら階段までスズナリの人・人・人。
次の上映映画に原作者の舞台挨拶が有るので大勢の大群と為ったらしい。
自分的には祖母の面影の有る94歳のケニア人の舞台挨拶が聞きたかったのだが。
 
 

「ガンズ・アキンボ」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 4月 8日(木)19時19分55秒
  アキンボ云うのは二丁拳銃の意味らしい。スラングなんだろうか?
「二丁拳銃は邪道」。と言い放った映画「シェーン」のアラン・ラッドを
想い出した。

冒頭 クルマのトランザムの疾走で始まり派手にマシンガンが火を噴き
まるで「マッド・マックス」のノリだった。途中で映画「ランボー」の
ポスターまで登場して来て監督は過去の名画群への思い入れが強い方だと
推察した。此の手の映画が成功するか・しないかは ひとへに主人公に
絡む脇の女優の力次第だと思ってるのだが今回はソツが無いやうに思へた。
只 意外だったんは その一人がアジア系だった事。スレンダーで切れ長の目
だったのでチャイナ系だと思うのだがエキゾチックで欧州人のオリエンタル
趣味を感じた。

物語は ネトゲーの仮想世界が目が覚めたら現実に成ってたってなストリィで
さうしたストリィは今が旬のストリィのやうに思へる。
私はネトゲーぢゃ無いがパソコン・オタクなので何となく主人公の気持ち
ってのが解る。清楚系・イケイケ系と二人の美女に囲まれ自分は二丁で
バンバンぶっ放す。これぞ男の夢!(遊びや せんとや 生まれけり)。
そんな戯れ歌のやうな色合いで結構 楽しめた。
 

「Away」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 3月29日(月)20時19分33秒
  主人公が宝島の地図を手に入れた褐色の肌の少年ってな設定なので
ハックルベリーフィンの冒険活劇を思い出したのだけど此方の少年は
オリエンタルなナイーブさを秘めてるやうだった。

冒頭から10分後 地平線が見える海辺の場面に為り ほおばった果実が
エデンの園の禁断の果実のやうに感じられキリスト教的 臨死体験の
描写のやうに受け取ったのが後半部で母胎回帰のやうな描写も有って
かなり人間の根源を現わさうとしてる感じ。
黒煙を吐きながら落ちてゆくプロペラ機は大型で私には戦時中のB29に
見へた。真っ黒な人達が落ちてゆくのも原爆死した人々のコラージュと
感じ取ったんだが どうなんだろうか?

無言劇でストリィも有って無いが如きで サブミナル背景音 付きの
シュールレアリスム映像を見せ付けられてる印象で その中で各自
物語を紡いで作って下さい。ってなクリエーター側の意思 云うか
強いメッセージを感じた。そんな処が審査員達の琴線を刺激し
色々賞を頂いたんだろうと思う。

私なりに物語を紡ぐと 或る昼下がり初老の男が まどろみ白日夢を見た。
夢の中での主人公は少年時代の自分で 少年を見守る形で常に背後霊のやうに
後ろで見つめる今の自分。現実社会では少年は虚像で幽鬼のやうな黒い塊が
自分なのだが夢の世界では それが逆転して居る。
そんな物語性を感じたのだが・・。

 

「どん底作家の人生に幸あれ!」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 3月26日(金)18時08分23秒
  邦題は おちゃらけたタイトルだが内容は かなり大真面目。
原題は「デビッドの私的な生活」か。

大好きな「クリスマス・キャロル」を書いた作家の自伝的小説が
ベースに為ってるって話だったので かなり期待して観始めた。
物語のプロットの展開は「ネバー・エンディング・ストリィ」のやうな
童話の頁を開いてゆくかのやうな手法で品が良かった。
が 内容は相当に辛辣で件の本の下地に為ったやうな展開で
売れない物書きの頭の中をドラマ仕立てに映像化して見せてるやうな
趣向だった。

登場人物達だけど ドーラの髪型は「レイア姫(スター・ウォーズ)」の
髪型みたいで真似たのかも?。「ミスター・ディック」は「バック・トュー・
フィーチャー」の科学者のやうなキャラに見へた。その辺 英国人の
遊び心だと思う。「ユライア」は完全に「・・キャロル」に登場する
守銭奴のヒナガタですね。
最後は皆が嬉々としてハッピー・エンドでコッチまで嬉しく成った。
やっぱハッピーで終わって呉れないと明日への活力源は生まれ無い。
前作の「スターリンの葬送狂騒曲」でも感じた事だがキツイ・ジョーク
入れ乍ら観てる客をリラックスして呉れる技量は大したもんだと思う。

後半のスクールの音楽授業でバンドネオンに拠る「ロンドンデリーの歌」
の触りが演奏されて居た。相当 古い古謡だが米国でもアレンジされて
よく映画でも使われてるので耳に心地 良かった。
 

「声優夫婦の甘くない生活」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 3月25日(木)20時57分8秒
  観る側に取っても甘くない映画だった。
単純な夫婦愛の物語ぢゃ無く夫婦の仕事が見付からないとか夫のDV紛いの行動で
妻が家を出て一時 知り合いの住居に身を隠すとか甘くない話だった。
最後は元の鞘に収まった感だが綱渡りの熟婚生活には違いは無い。

ウリの一つにも成ってた名画のオマージュだが 最初に出た「スパルタクス」は
ロシア人って古代ローマの史劇が お好きのやうに感じた
名前が出たカーク・ダグラスは「チャンピオン」だったかボクサー役が
印象 濃い。
「波止場」はブランドの出世作だが あれから男性スタアのイメージが
変わったかと思う。所謂 美男スター全盛は終焉を迎えたやうな気がする。

本編の妻は何だか夏川静江に岸田 今日子の知性を足して2で割った
やうな雰囲気。でも男が虎の尾を踏むと即座に豹変して・・ホンマ女って
怖い生き物だと改めて感じた。
彼女は「百万本のバラ」が愛唱歌って云う設定。シャンソンの名歌だが
その所為かエンド・クレジットも妙にフレンチぽかった。

 

「43年後のアイ・ラブ・ユー」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 3月22日(月)19時16分24秒
  不倫って云う形を除けばビューティフルな映画だった。
欧米 三か国の共同制作らしいが仏の影響を一番 感じた。
何だか仏のアニメを実写化したやうな印象。

主人公の高齢の男は友人との やり取りでスペイン系だと判ったが
女の名前がリリアン・ブッシュで即座にサイレントの名花リリアン・
ギッシュの「もじり」だと気が付いた。
チラシでは盛んにガーシュインの曲ばかりをウリに使ってたのだが
私的には老人施設で脳トレ代わりに使われてた「いとしのクレメンタイン」
の方に注意が行った。ジョン・フォードの西部劇の中の挿入歌だけど
歌詞が(彼女が溺れて死んで幽霊に為って・・)で本編の物語と符合し
しかも原曲はスペインのバラードで増々意味深。
彼女が若かりし頃に主演した舞台の「王女メデア」は映画化も されてて
主演はマリア・カラス。その辺も加味された設定かと良い意味で楽屋落ちを
感じた。

登場した二人の男優は色々な演技賞を頂いてる由。
でも相手役の女優には何も与えられて無い風情。
アルツの老婦人役って相当に演技が難しい筈と思うのだが此の点が不満感あり。
所謂 タイム・トラベル物としてもリメイク出来さうなストリィで
ファンタジックな映画でした。
 

「マンク」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 3月19日(金)19時42分25秒
編集済
  新作かと思ったら1940年代の古典らしい。
冒頭から20分のモダンジャズの背景音楽が煩かった。

マンク。ってのは名作「市民ケーン」のライターの名前だと判ったのが
映画の後半に入ってからで それまでは蚊帳の外のやうな感触だった。
名作でゴーストライターに成り掛けた?と云へば思い出すのは戦後の
赤狩り時代のジンネマン監督の「ハイヌーン」で此の時のライターが
(ジョニーは戦場に行った)の脚本を書き上げたんは本編の回想シーンの
時代と ほぼ一致するので二人の脚本家を見比べ乍ら本編を観て居た。

新聞王のハースト家と云うと私なんぞは1970年代の ご令嬢が起こした
(ハースト事件)の方がオンタイムに為るのだけど 此方も色々話には
聞いてたので興味は深かった。
ギンギンのブロンド女優は当初 一世風靡したジーン・ハロウかと勝手に
思い込んでたのだけど どうも違う?みたい。
回想の場面でクララ・ボウの絵看板は写るは・(世界の恋人)メアリー
ピックフォードの名前は出るわで そっち系のスタアが好きな私は
嬉しさ込み上げた。

かうした映画に噛んでるオーソン・ウェルズって映画界の風雲児と
云うより株屋の風雲児が映画界に殴り込んでる!・・そんなイメージ。
 

アニメ特集を希望します.

 投稿者:みこ  投稿日:2021年 3月18日(木)23時32分10秒
  続々とすばらしい海外アニメが上映されてますが,
「ミッシング・リンク」の前作「kubo」,
「ウルフウォーカー」の前作「ソング・オブ・ザ・シー」,
「カラミティ」の前作「ロング・ウェイ・ノース」などなど,
各制作会社の過去作品に改めて興味がわくお客さんも多いと思います.
上記作品は本当にすばらしいので,他の作品も含めて
アニメ過去作品の連続上映などあれば,とっても嬉しいのですが.
「カラミティ」の一般上映の時期に,絡めて実施などいかがでしょうか.
万が一実現したら,隣県から毎週通いたいです.
(アンコール上映というのが難しいものなのでしたら,ごめんなさい.
この意見は無かったことにして下さいね.)
 

「バルタザールどこへ行く」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 3月13日(土)14時47分7秒
  不思議なタイトルだ。
日常の中の非日常を追い求める仏映画らしいと云へば「らしい」んだけど。

毎回の如く上映時間とタイトルだけ見て来てるのだがマリーだのフィリップだの
仏人特有の人名が飛び交い仏映画だとは解ったんだけど最後の葬儀の野辺の
送りの香の使い方が東方教会らしくて何故に仏でロシア正教的?と訝し気に
感じた。帰ってチラシ見て確認したら制作国が仏と北欧だったので
ロシアの影響を受けた形に為ったのかと感じた。

数字を読み当てるロバの話は以前どっかで聞いた事は有り でも唐突に此の
映画で出て来るとは意外だった。羊の群れの中に居る一頭のロバの遠景は
何だか羊を牧する司祭のやうにも感じられ妙に旧教的な色合いを感じた。
ベットで男が死んでゆく間際に司祭が読んだのは旧約の詩編みたいで
香油だのラテン語の文言は当時の死者への追悼ですね。
日本で云うと枕経みたいなモノでせうが。

物語的に何を云いたいのか解らなかったけど元来 仏映画ってポエムなんで
小説だと思って聞くと駄目なんだろうな・・と思いましたね。
 

上映希望

 投稿者:でこんぼさん  投稿日:2021年 2月28日(日)20時45分13秒
  先週から他都道府県で公開されている「ポルノグラファー~プレイバック~」をリクエストします。
同性愛ですが美しいラブストーリーです。
ドラマ(フジ系・FOD)からの映画化です。
北陸3県ではまだ上映決まってません。
県外へはまだまだ行き辛いですし、短期間でもいいので上映されたら有難いです。
 

「シカゴ7裁判」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 2月20日(土)15時20分36秒
  貰ったチラシの写真を構図的に俯瞰すると往年の「市民ケーン」のやうな
硬派な映画のイメージで やっぱイメージ通りだった。

政治裁判。ってな事だけど私はアメリカの銃社会の問題だと感じた。
原住民と闘った遺伝子が忘れられないのか多くの米国人が銃を手放さづ
国内の銃器産業・兵器産業は花盛り。国内で消費が出来なければ海外で
内戦に便乗して売り付け そんな構図に義憤を感ずる若者達を売国奴
扱いで力で抑へる。ってな意味合いからなら政治裁判なのかも知れない。
が 中央官庁では裁判沙汰にする気は無かったらしいので実際は地方行政の
裁判なんだろうな・・。と感じた。
大統領のジョンソン~ニクソンで戦線が拡大したベトナム戦争だけど
実際それで食べていってた兵器会社で働く国内の人達も居た訳で「ぢゃ彼らの
暮らし どうするんの?」の問題も有り 上に立つ人らは悩ましいんだろな。
と思う。

背景音楽は所謂「クラシック」と云われるオールド・タイムの♪が
使われて居て エンディングのハイボイスの男性ヴォーカルは何だか
1970年代のビージーズのメイン・ヴォーカリストを連想させた。
裏声って云うかファルセットで歌う歌唱法が。
映画は新作だと思うのだが心なしか70年代の目線で描かれてる感じ。
それが此の映画の狙いなのかとも思う。
 

「ヒトラーに盗られた うさぎ」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 2月12日(金)18時48分14秒
  かうした徹頭徹尾の家族劇ってのは一人暮らしの未婚者からすれば
かなり観るんはハードルが高くキツイんだがシオニズムの立場で
描かれては無さうだったので観る気に為った。皮肉では無く
かっての日本の兄貴分的なドイツだから作れた映画だと感じた。
かうした素材を真正面から描ける今のドイツは経済面で欧州の覇者にも
成れる実力が有るんだろうとも思へた。

映画は少女の目線で語られてゆくので米国TVドラマの「大草原の小さな家」
とか邦画の方なら「ガラスのウサギ」等 想い出したのだが
ワイマール後期のベルリンの情景描写が興味が そそられた。
仏時代だったか奥さん同士でピアノの連弾に興じてたけど あの曲は
チャップリンの「独裁者」の中の有名な床屋のシーンにも登場した曲ですね。
ああ云うリズミカルなマーチは やはりドイツ人好みなのかと感じましたが。

映画「サウンド オブ ミュージック」のトラップ一家は最後スイスから
逃げましたが 此方は更に仏~英国へと逃亡を繰り返し何だかサスペンスの
やうにも感じました。久しぶりに「逃亡者」(デビッド・ジャンセン主演の
米国TV)見たく為りました。
 

「相撲道」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 2月 6日(土)14時42分14秒
  登場人物達の多くがマスク無しだったので何年か前の映画かと思ってたら
此れが前年の制作だった。流石に相撲取りだと感じた。

冒頭に云ってた「力士は力の士と書くんだ。」は戦前に力士の大量脱退騒動を
起こしたリーダの天竜が後年よく口にしてた言葉で彼の思想が今でも
角界に受け継がれてるのに まづ驚いた。
現力士の竜電は 昔の力士の龍虎&大昔の雷電を掛け合わせたやうな四股名に
感じられ それだけで期待のホープだと思った。
引退した豪栄道はガチンコ力士として有名で まさに力の士って云った
風情がピッタリの人。
親方の部屋の壁に飾って有った写真は確か佐田の山で 突っ張りで
柏戸&大鵬にケレン味 無く立ち向かってた行って最後は横綱に成った人。
相撲部屋も夫々に伝統が有って流れも色々だなと感じた。

テレビ桟敷ならぬ映画桟敷で力士の迫力を感じた。
 

ウルフウォーカーを是非劇場で!

 投稿者:みこ  投稿日:2021年 1月30日(土)14時51分4秒
  こんにちは. 石川県在住の みこ と申します.
こちらで今上映中のウルフウォーカー,内容もアニメーションも素晴らしいです!!
私は2回目を観に行こうと思っています.
メトロさんでは来月上映予定とのこと.
福井の皆さんにも是非スクリーンでご覧頂きたいです.
 

「ホモ・サピエンスの涙」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 1月28日(木)20時21分9秒
  10分ばかし仕事を早く切り上げ来たが小品ながらも良作だった。
スウェーデンの大使館が後援するくらいだからスウェーデン的に
ベルイマンの流れを汲む色合いか?と思ってたけど確かに「然り&然り」
で有った。

不思議な映画で初めて「処女の泉」(ベルイマン)を観た時のやうな印象。
映画の最後半部で男が殺された娘を抱き抱え慟哭してて まさに処女の泉の
ラストシーンと瓜二つで そんな処が本国が肩入れしてる理由の一つに
為ってるやうな気がした。
構図的には「第7の封印」(ベルイマン)の有名な死神との対話の
場面に似て極めて舞台劇の色彩が濃かった。

使われた音楽は最初 物乞いがウクレレみたいな楽器で路上で歌ってたんが
ナポリ民謡で 言い古されてるけど北方の人って凍らない海・地中海には
憧れが有るんだなぁ~と感じて 次のカフェみたいな処で流れてた
「ALL OF ME」は間違い無くビリー・ホリディの声で 彼女の本曲は
私の人生の応援歌の一つなので妙に嬉しく為った。

前半部の主人公の男は田舎の教会の司祭のやうな仕事を されてたやうだが
「信仰を失ってしまった!」と叫びながら町医者に駆け込む様子は
福祉国家の鑑と かって云われたスウェーデンの現状を知る手掛かりに
為りさうな逸話かと感じた。
とは云うものの此の映画の時代設定は いつ頃なんだろうか?
後半 1950年代の米国のオールディーズがラヂオから流れるし
最後の場面に登場したクルマは1970年過ぎの型のやうだし
時代がハッキリとは しない・・。それが此の映画のコンセプトなのかも。
 

「ストックホルム・ケース」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 1月23日(土)16時01分13秒
  予告編が良さげだったので かなり期待して来たが期待以上で満喫した。
米国映画だと2時間は超える素材が90分で まとめたのにも満足した。
やはり映画は90分前後が望ましいと改めて思った。

主人公は 見た目 当時 鳴らしたポルノスターのハリー・リームスの
やうな顔立ちで イデタチも「イージーライダー」のデニス・ホッパーの
コシュチュームで何故スエーデン男が米国にカブレタのか!?と訝し気
だったのだが 後で米国に何年か住んで居た事が判り納得しのだけど
彼の口から「アラモ」の話まで飛び出し本人はデイビー・クロケット
にでも成った気で居るのかと笑ってしまった。
他にも当時の米国活劇の「ブリット」「ゲッタ・ウエィ」も口に上り
よっぽど米国への憧れが強い男だな。と思ってたら 監督さん
そのものが さうした趣味を御持ちのやうで チラシの解説 見て
氷解した。

事件そのもは当時 テレビの海外ニュースか何かで聞いた覚えも有るのだけど
ま 何処の国でも いつの時代でも 警察は法の体制の番人で別に国民の
平安を守る番人でも無いので埒された3人は あぁした心情に向かうのだろうな
と感じる。個人的に困ってる人を助けられるんは あくまで個人で 公人や
組織や集団では無いって云う事。

埒された二人の女は流石に北欧人らしく陰影の有る彫りの深い御顔。
ガルボやバーグーマン程では無いにしろ南欧系とは別の美しさを感じた。
 

「華岡青洲の妻」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 1月22日(金)14時11分54秒
  正月明けからの白魔との格闘で駅前まで出て来る体力も無く やうやう
雪かきも一区切り付いたので来館してみた。

本作はオリジナルに為るんだろうか スタッフ・キャスト共 一流処が名を
連ねてるけど あくまで原作者の有吉 佐和子の世界だと思いつつ最後まで
観て居た。彼女の細密で深い奥行きに魅せられた。
初公開時 文部省 推薦作に為ったんだろうか? 私的には最初 見たんが
NHKの名作劇場だったので そんなイメージなんだけど。
まぁ 欧米の人が観たら どんな印象を持つのだろうか?。とも思う。
向こうは個人主義の社会だから此処まで抜き差し成らぬ嫁姑の問題には
為らないのでは・・とは思うが 東洋的 云うか 東南アジア的 云うか
日本的な題材だと思う。
最後に死ぬ事に為る華岡家の次女(渡辺 美佐子)が此の物語の狂言回しの
役で 有吉さんの代弁者のやうな役処と感じたが 渡辺さんは1970年頃
NHKのテレビの21時台の連続ドラマの「乱れ髪」で与謝野 晶子の生涯を
凛として演じてたのが思い出された。
他 私が子供の頃に慣れ親しんだ所謂 脇の名優も何人も居られ
懐かしかった。やはり自分の小学・中学の頃の名画って自分のセピアの
アルバム広げてるやうな気持ちに為りますね。
 

「越前竹人形」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 1月 3日(日)14時42分52秒
編集済
  郷土風俗史的にも興味 深かった。
昭和の初めの芦原の色街には未だ音曲師が居て大正期の「♪籠の鳥」を
ヴァイオリン片手に流して居たのか・・とか・既に三國線の汽車が開通
してたのか・・とかで東古市~永平寺線が開通したんは明治の末の筈だから
有りの話かと色々時代考証しながら眺めて居た。

男は竹細工の職人で21の独り者。思い切って死んだ親父の馴染みの芸者を
足抜けさせ嫁にしたのはエエが希代の武骨者ゆへ嫁の扱いが解らづ仕事に
逃げるのみで寂しく為った嫁は・・。の話なのですが最後はハッピーエンドで
とりあへづ終わって未婚の武骨の私メも胸を撫で下ろした。
正直 男の武骨さには見ても居られづ我が心 見透かされてるやうで
恥づかしくて下ばかり見て居た。おそらく私も おくめも無く ああした
行動するなと自分の姿見 見せ付けられてるやうで気恥づかしかった。

監督は11年後だったか「襤褸の旗」って云う確か田中正造を描いた野太い
映画を作って私も市内でオンタイムで観ましたけど従弟が監督の
西村 昭五郎とは最近まで知りませんでした。「福宝会館」で1970年代
彼の日活ポルノ作品 気に入って よく観てましたが西村の血筋が
さうなのか彼の映画も野太い画面作りでした。



http:// 

 

「青空娘」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 1月 1日(金)13時41分12秒
  ロングのワンピのブラウスの上からも判る美乳が男の股間を悩殺!
なのでR15指定です。
まぁ此れは半分冗談ですが出演女優達は今のAV出てもトップ取れる艶が
有りますね。当時の映画関係者って今より女をみる目は確かだったんだと
追想しつつ観てました。

話の内容は愛人の娘がヒロインなので主人公からすれば相当に厳しい
運命に居る訳だけど やっぱ右肩上がりに向かう時代なのか皆が
前向き&明朗で 今は大金 積んでも作れ無い映画だと思う。
各女優さん達の話すると
三宅邦子は ネット動画で彼女の娘役時代の映画 観た事 有りますが
良家の令嬢役で 本編の掃除婦役してても品が有りますね。
沢村貞子は自伝 読んだ事も有るけど苦労 背負い込むタイプですね。
ミヤコ蝶々も自叙伝に拠ると幼少からの訳ありの方で叩き上げの芸人。
共演の南都とは何と実の夫婦で夫婦万歳で一世を風靡してたやうです。
ヒロインの腹違いの姉を演じた穂高のり子は写真でしか知らなかった
んですが中々のアプレな役で ぐれた岸 恵子みたいで興味 深かった。

映画は「青い山脈」の社会人版のやうな色合いでシネラマが登場する前の
時代か 邦画がカラー化された初期の画面が手作り感 満載!でした。

http:// 

 

「好色一代男」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年12月30日(水)14時32分49秒
  春色 梅ごよみ的なロードムービーなので どっかから どう話してエエものか
言葉に詰まるくらいの盛りだくさんの映画だった。
只 一番に感じたんは最後の主人公の科白「夕霧ょ 二人で外国に行って
幸せに暮らさうょ」。だった。製作が昭和36年で映画人口が一番 多かった年か
高度経済成長政策 真っ盛りで誰もが外国で幸せに暮らすのを夢も見
手が届くと思われてた時代。時代劇とは云へ本作も時代の影響をモロに
受けてるんだなぁ~と思った。今と真逆なグローバル経済が素直に信じ
られてた時代で 映画の空気感が懐かしかった。

女優としては 舞台女優が本職の筈の水谷 良重を見には来たんだけど
チラシの説明では大映女優陣の一人との扱いで 私の方はNHKの舞台中継で
新派の彼女の熱演 観てた世代なので彼女を映画女優陣として扱うには
抵抗が有った。
遊郭のドンチャン騒ぎで たくさんの綺麗処 出てたが皆 大部屋女優
なんだろう。単体と大部屋の力の差とは何だろう?と美形ばかりの
女優さん達を見つめながら思った。

落語の艶笑物にも出て来さうな男のファンタジーだが 本作の10年後に
登場した日活のロマンポルノでも盛んに作られた廓物でも有り
ソッチ系のセクシー女優達の名が頭を過った。

http:// 

 

「雁の寺」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年12月27日(日)14時32分1秒
編集済
  パート・カラーと云う響きが懐かしかった。
日活でポルノ路線が始まる前 ピンク映画界で白黒→カラー化される少し前
パートカラーと云う撮り方が有って よく福宝劇場で観てたのを
懐かしく想い起こされた。

自分も寺絡みの仕事してる身なので此の種の映画は身に詰まされる。
特に未だアドケナイ少年僧の苦悩が身に染みて解り 思わづ住持の愛妾が
助け船 出してしまう心情も理解が出来た。木村 功が扮して居たのか
彼は さうした屈折した男を演じるには巧い役者だと思う。
それに三島 雅夫は穏やかな笑みを浮かべつつ相手を後ろからバッサリ!的な
役柄が多くて今回も適役だと感じた。
劇中 中学校の軍事教練の場面が有って退役軍人らしき教官が居たので
てっきり昭和10年代前半かと思って居たら此れが昭和8年ってな設定
らしく そんなに早く暗雲 漂ってた時代かと複雑な気持ちに為った。

後半の通夜の席で読まれた経は観世音普門菩薩25の最初の部分で禅宗でも
普通に読まれる経典ですね。
此の映画はDVDの方で2度ばかし見てました。後で気が付きましたが。

http:// 

 

「刺青」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年12月26日(土)16時39分20秒
  今週は正月興行に入るからだろが涎が出て来る良作ばかりで どれにすべきか
迷ったけど 普通に本日の1作目を選んでみた。

映画は比較男女心理学的にも興味 深かった。
所謂 男子脳・女子脳の違いで大店の娘さんが大人しめの手代に惹かれる
気持ちも飽きてしまう心情も よく解る。
エンディングは当時として有り有りの大円団で最初に既に予想が付いた。
大映好み云うか社長の永田さんの嗜好のやうな気もした。
元々 監督が増村で・原作が谷崎で・シナリオが新藤で・キャメラが宮川で・
脇に山本 学・佐藤 慶 と理論派が入ればエエ映画に為るんは必定で
安心して楽しめた。
手代の母親役で毛利 菊枝が居て懐かしかった。大作「釈迦」で貧者の一灯を
演じた北林 谷栄と同じく既に鬼籍か・・。

主演を張った彼女は偉大な女優だと思う。
どう偉大かと云うと津島 恵子みたいに会社と事を構える事も無く粛々と
目の前の仕事に励んで居たと云う点で。性格的にも現場で可愛がられる人
だったんだと思う。気遣いが出来る人だったんだと推察した。
性格が男!云うんも当然で男社会の映画界でセンター取るくらいだから
男で居ないと当然 取れない。男の観客側からしても気持ちが男で居て
呉れた方が楽 云うか心情が解り易い。洋画&邦画 と問わずトップ女優って
気持ちは皆 男子!だと私は思ってる。

映画の描写は女郎蜘蛛と云われる背中の刺青のアップから始まってたが
私なんぞは「色暦大奥秘話」(日活 小川節子)や「海女の慕情」
(新東宝 前田通子)らの背中を思い出し見比べ眺めて居た。
当時の永田さんも新東宝の社長の大蔵さんと同じ女優への見方だった
もかも知れない。

色々書いたがハリウッドの西部劇 同様 時代劇が作られ無く為った。
それなりの やむを得ない背景も有るんだろが時代劇を作れ無く為った
映画界は当節の時代からも相手に されなく為る。と思うのだけど。

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「ようこそ映画音響の世界へ」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年12月21日(月)20時20分52秒
編集済
  仕事上りに そそくさ来たが帰りは雨に為り少し怖い思いもした。
お楽しみ得るには何某リスクは付き物なので毎度 微妙な思いだ。

映画は いつ頃の作品なんだろうか?
出演者の俳優の顔付きなんぞから推定して それなりの過去の作品だと
思ったのだが制作サイドで物を云ってたバーブラ・ストライサンドが
懐かしかった。彼女が1970年代 私は熱烈なファンで東京のファン
クラブにも入ってて毎月ビバリーヒルズの彼女の大邸宅宛てにファン
レターを送ってたので(さも有りなん!)と呟きながら観て居た。
当時から彼女は制作の方に関心 持って居て「近い将来 歌手業 辞めて
プロデュースに乗り出す!」と当時から公言してたので「さも有りなん!」と
思いながら彼女の話を聞いて居た。

本作全体としては
最初に登場した西部劇の写真は風貌からして伝説のジェシー・ジェイムズ絡みの映画かと
思い ベルイマンの「第七の封印」とゴダールの「勝手にしやがれ」が
出て来たのが少し意外だった。
ハリウッド映画の音響の歴史を90分で まとめるんだから かなり無理だと
感じたが日々の暮らしに追われる者としてはコンパクトに まとめて
呉れて有難たかった。

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「キーパー」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年12月18日(金)18時08分6秒
  かっての日本の同盟軍の兵士を人並みに扱ってる映画には感謝したい。
やはりドーバー海峡一つ有るか どうかで変わるもんだとの印象を濃くした。
陸続きの欧州各国では作れ無かったやうに思えた。

主人公は鉄十字勲章の授与者なので当時の日本で云うと金鵄勲章ってな処か。
砂漠の狐と云われたロンメル将軍が かって二度 授与されてるので
ヒットラーも彼には直接 手が出せなかったってな逸話が有るけど
鉄十字イコール独逸軍の象徴でも有るのでバッシング受けても仕方が
無い部分も有るのかと感じた。さうした中で彼を支援した二人の監督は
真の英雄かと思う。いくら本人が頑張っても良い支援者に恵まれ無いと
中々結果が付いて来ないってのは洋の東西 問わづの現実だから。

音楽的には 丁度 始まって1時間半 経った処の砂浜の場面で
若い女性ボーカルの「♪ブルー ムーン」が遠慮がちに流れヨカッタ。
確かビリーホリディも吹き込んで居たから相当 昔の唄の筈だが
現代的な唄い方で映画とマッチしてた。
もう一つ話を加えると 以降の場面 女王陛下が観衆の前に現れた場面で
観客の大合唱に為った国歌か(準)国歌のやうな曲は讃美歌にも
転用されたらしく私もプロテスタント信者時代 夜の祈祷会の〆で
よく歌ったので懐かしさを覚えた。ネットで調べてみたら讃美歌集の
39番に為って居た。

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「ムヒカ」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年12月12日(土)15時06分7秒
編集済
  前作 観た時 次回作も有りだったので今回も一連の流れで観た。
前作以上に中身が濃く彼の人柄に又 魅了された。

彼の愛読書が「ゲバラ日記」とか「ドン・キホーテ」なんは最初から
予想が出来たがソクラテスに続き7転8起の達磨思想が語られるとは
思いもしなかった。長い刑務所暮らしで読書の必要性を更に感じた
結果の読書家なんだろなと思った。単にイケイケ派の革命家では
無く深遠な思想に裏打ちされた哲学者のやうな思索の人で存外
東洋人 受けもするんだろうなと思う。

ウルグアイは明治以降 日本人の南米移民で最初の人達が渡った
国だと聞く。ブラジルより日本人の感性に合ってるやうな気がした。

世界一 貧しい国の大統領は世界一 豊かな器を持った大統領で有った。
経済の拡大性を信奉する者に取っては真逆で異常にも感じるが
それこそが実は異常だったと気付かされる。

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「私は金 正男を殺していない」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年11月28日(土)14時48分46秒
編集済
  題名からして大変 解り易い。良作の予感が したが快哉!だった。

色々な政治的な動きが有った事件のやうで主人公の若い二人は
翻弄されて居たけど最後の結末も北朝鮮側の折り込み済み だった
やうな気が した。国力 乏しい小国が大国相手に伍するには
此れくらい やらないと金王朝も持たないだろし 色々事前に
シュミレーションも秘密裡に やってるだろうから落ち着くべく
処に落ち着いたってな印象で 一人は解放し・残りの方を
放さなかったんは二人一緒だと結束が固く為り やっかいなので
二人を離すべく虚に出たんだと感じた。それも当初からの軍事作戦だった
と思う。なので片方の解放は素直には喜べ無い気持ちだった。
夫々の母国が解放に動いたが片方が成功で・片方が不首尾
だったんは金王朝側の都合が有って さう為っただけで別に大使館の
努力の差?では無さうだ。
解放された女性は女優ださうだ。此の事件を題材にしたオファーでも
来たら二つ返事で応じて欲しい・・と思う。
それくらいの覚悟 持って助かった命 大事に有効に使って貰いたいと思う。

地元のメディアが義憤に駆られて撮った映画かと思ってたら実際
米国の映画に為って居た。彼女達の弁護士がハンク(ヘンリー・フォンダ)や
クープ(ゲーリー・クーパー)のやうな米国の良心の写し絵のやうに
感じた。

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「真夏の夜のジャズ」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年11月27日(金)15時20分44秒
  観るまでは判らなかったが此の映画 一度 観た事が有る。
リバイバルで お目当ての映画の併映だったか 冒頭の水面に浮かぶ
キャスティングの紹介で記憶が蘇った。

3番目に登壇したシンガーのアニタ・オディは仲間内から色々悪く
云われてると聞いた事は有るけど カラオケのDAMで彼女の持ち歌
歌ってた頃は切れ味が鋭く小味だが巧い歌手だと思ってた。
グーグルで彼女の画像を くぐると真っ先に此の時のスナップが
登場するので本編の方 見れてヨカッタ。

後半に登壇したダイナ・ワシントン。神曲の「オール・オブ・ミー」
だけどカラオケでは相当 前からフランク・シナトラで入って居て
私も かなり歌った曲だけどシナトラの都会的な洒落た歌唱ぢゃ無く
ラジカルに野性味っぽく歌ってたのが印象的。ジャズ云うより
リズム&ブルースのやうに聞こえた。

最後 サッチモが旧約の創世記の逸話から歌の歌詞を振って行き
マヘリア・ジャクソンが(主の祈り)そのままの歌詞を歌って
エンディングが元はドイツの古謡に為るのかクリスマス曲の定番の一つ
「もみの木」バージョンで〆て まるで数年後に活躍する事に為る
ブラザーズ・フォーの世界そっくり だったので驚いた。

私は音楽は大時代的なスローでメローなバラードが好きなんで
今夜はユーチューブで大大大 好きなジョー・スタッフォードの
「ニューヨークの秋」を聴いて・・寝ます。

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「もったいないキッチン」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年11月22日(日)21時25分50秒
  観始めの頃は何だか戦前の日独防共時代のドイツの同盟国へのプロパガンダみたいに
主人公のドイツ語のメッセージを感じたが 結局 新しいコミューンを作ってゆくのが
主人公夫婦の最終目標だと気が付いた。
只 釜ヶ崎でボランティアしてる自称アーテストのイケメンも含め
あまり お金には不自由して無いやうな人達も見受けられ(もったいない)
の粘土遊びのやうな感触も一部 有った。

後半 モーツアルトの楽曲を流す事で鰹の燻製の旨味を増す場面では
サブミナルのテープはモーツアルトが一番 効果 有ると30年も前に
既に国内のオカルト雑誌でも云われてる事なので今更の話で有った。
実際 酪農場でも乳牛の乳の出が良く為るらしいし。

本作は(もったいない)をモチーフにした国際カップルの旅行記だと思う。
仲睦まじい男女の動くアルバムを見せ付けられてる印象。

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「スパイの妻」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年11月14日(土)14時40分58秒
編集済
  観る前は実在した東洋のマタハリのやうな男装の麗人でも登場するのかと
思ってたら 戦後の映画「安城家の舞踏会」の逆バージョンのやうな
舞台設定だったので少し意外だった。

主人公夫婦の お互いの葛藤は男子脳・女子脳の差で未来永劫 一致は
しないと思う。でも別れられ無いから夫婦なんだろうな。と感じた。
物語の中頃 731部隊を連想させる場面に為って どうストリィが
動くかと思ってたら最後は陸軍記念日の東京大空襲の夜のシーンまで
引っ張って行き 毎度の事だが落胆した。
どうして その前の夫がプレジャーで国内を離れる場面で「FIN}に
しなかったのか悔やまれる。(映画には説明文は要らない!)。
いつも邦画の作品 観てて思う処だ。
 時代考証的には かなり念入りで相当 資金を使った感。
 出納係は かなり胃が痛い思いしたかと推察した。
 只 劇中の「忘年会」の題字が今風で 他の横看板も一つ左書きだったので
 戦前オタクの私的には「しっかり やれょ」の感想で 登場人物達の喋りも
 どう聞いても戦後のイントネーションで その点が不満だった。
 ま 監督さんは現代人にも通じるか形にしたかったんだろうとは思うが・・。
共演した女優さんは(女優魂)の有る方だと感じた。
演技の幅が広いとか云う前に気持ちからして他の女優さんには無いモノを
持ってらっしゃる。画面越しだが さう感じた。
このまま行けば国民栄誉賞を持つ国民女優に成れると感ず
=只 さうは云っても巨乳でも無いし・目の覚める超美人でも無いので
 自分的には あんまり魅力は感じ無いのだが。

後半 戦前の映画「河内山 宗俊」のワンシーンが入ってたので戦病死された
山中監督への本監督の挽歌だと感じたが 原 節子 絡みの映画を
出すのなら日独合作の彼女の主演映画「新しき土」の方が西洋の(通の)
方には受けたかとも思うが 公開が1938年の作なので時期的に
合わづ諦めたやうな気も した。

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真夏の夜のジャズ

 投稿者:小橋健太ろう  投稿日:2020年11月13日(金)16時42分49秒
  20歳のころ、ジャズは正直まだよくわからなかった。でも、この映画で、真摯に音楽に取り組むジャズミュージシャンを見て感動した。
この1950年後半は、黒人への人種差別が当然だった時代。
天才がジャズ界に集まっていた。
まだ有名になる前のエリック・ドルフィーの姿がわずかな時間に見れるが、それだけでも素晴らしい。
4Kになった美しい画面で、40年ぶりに『真夏の夜のジャズ』を見れる喜び。
嬉しい。
 

「オフィシャル・シークレット」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年11月 7日(土)19時36分35秒
  ラインナップ的に かうした大作の幕間のやうな位置付けの映画って
大相撲の前頭の熱闘みたいな秀作が多いってな私流の見方で予想通り
秀作で有った。

1970年代に「大統領の陰謀」って映画が有ったが本編の冒頭の入りも
感じが似てて監督さんは かなり参考にしたやうな印象だった。
主人公の女性は幼少 台湾のミッションで過ごし・長じて広島で英語教師を
務め 彼女の精神的土壌に相当に影響を与えたと感じた。
政府寄りの新聞社に勤めて2年。思う処や期するモノも有ったんだろうと
思う。が 若さ故と云ってしまえは それまでの話なんだけど結婚相手の
同居人に身の危険を させてしまうのは どうかな?と思う。
パートナーに対する愛情が欠けて居たと云われても返事に窮するのだと思う。

国家犯罪が主なテーマだけど かうした犯罪は未来永劫 無く為らないと思う。
王道楽土と云いつつ裏では・・。なんて かって日本にも有ったし
真珠湾に日本軍を引き込んで正義なる戦争を始めた かっての米国も有ったしで
国体護持と国民の福利は共存し無いんだろうな・・と感じた。
それらを踏まえて云うなら米国は世界一 悪い国で 本編の主人公のやうな
人をバンバン世に送り出す世界一 良い国でも有って その落差が米国の
底力の源泉で 亦 米国人の魅力なんだろう。
 

「道」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年10月31日(土)13時53分38秒
編集済
  44年ほど前「福井映画サークル」の(今月の自主上映作)に本作が選ばれ
事務所の会場で椅子並べ・スクリーン張り なんぞも してたので
当時を思い起こし懐かしかった。

映画は今 観ると敗戦国の悲哀を感ずる。英米仏に負けて国全体が打ちのめ
されてる匂いが全編 漂ってる。そんな中で救いは お膝元のカトリック信仰で
憩いは旅回りの一座って云う事なんだろうけど 当時の日本も似たり よったりで
全国津々浦々芝居が大人気を博して居たらしく映画の世相が同じ敗戦国の日本の
世相と重なり合った。
20代の頃に観た時と違い 今 観ると「かう云う男女間も有るんだな」と
かなり肯定的に捉えてしまう。善悪ぢゃ無く みんな違ってて みんなイイ。
みたいな感想に為るか。別に暴力を肯定する訳ぢゃ無いけどアダム&イヴ以来
男女の形態は色々だろから敢えて善悪は言えないってな読後感だった。
日本初公開の頃の(キネ旬)の批評 読んでても 又 その後の批評 見ても
決まってカトリック信仰との絡みが出て来るけど 当時の向こうの人達に
取ってのカトリックは一種 空気みたいな存在だろうから取り立てて
どう・かう論議するのはナンセンスな話題なんだろうなと思う。

自主上映後の数年後に年長の知り合いの順化小学校の教諭に丁度NHKで放映してたので
強く見るやう勧めたら 後で彼女も感涙してた。
此れ 或る程度の年代の日本人が泣くのは背景に敗戦の痛手の遺伝子が有るから
だと思ってる。まるで邦画の「君の名は」(1953年)のやうな背景感。
 

「ブックスマート」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年10月23日(金)18時00分25秒
  1本目を観るつもりが激しい雨で諦め次の2本目が本作。
数日前から雨なら本作と予定して居た。(所謂)学園ドラマ。

主人公 二人のピチピチ感を見てたら1960年代のエルビスの青春映画
「ラスベガス万歳」のアン・マーグレットを想起した。本作に登場した
金持ち娘は少しアンのキャラに似て居た。エンディングは聴き慣れた
1950年代の名曲「アンチェインド・メロディ」だったので「おや?」
と思ったが直ぐ其れを打ち消すオチが付いて其の辺がアメリカ的だと思った。
欧州映画ならオチ無しで そのままで終わるのだと思う。
同じ学園ドラマの伊の「明日では遅すぎる」で扱った性と違い此方は
ゲイもレズも日常の事として扱い流石 1950年代の学園と今では
大きく違うのだと改めて感じた。

若いキャンキャンギャルからパワー貰おうとしたが 貰う処か逆に自分が
潰されてしまった。
 

「8 1/2」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年10月18日(日)16時17分9秒
編集済
  C.C。事 クラウディア・カルディナーデだけ観に来たつもりが
「映画は祭りだ!」と云う監督の術中に嵌った感。監督で映画は観ない主義の
私がシッカリ監督で映画を観てしまった。所謂 楽屋ネタの映画なんだが
映画関係者が見ると泣いて喜ぶ章が満載で評論家が激賞してたのも
頷けた。20代の頃 リバイバルで観た時は(何が何やらサッパリ)の
体だったが 今 改めて再見し やうやう監督のメッセージが解かり
掛けて来た感じ。

背景音楽が 最初の掴みで「禿山の一夜」(ムソグルスキー)で
次の庭園の会話で花の蜜の話題に為ると「花のワルツ」(チャイコフスキー)。
甘い場面では本作の7年前の映画「愛情物語」のテーマにも使われたショパンの夜想曲2番ってな
アンバイで監督のクラシック好きが感じられた。
主演のマストロヤンニが43歳の役 演じてるが若くてビックリした。
ハリウッド・スターで云うとトロイ・ドナヒューの世代に為るのだろうか
甘い横顔がドナヒューに似て居た。
生前のマストロヤンニの女遍歴は有名だったので役と重ね合わせしつつ
苦笑しながら見てたが 役柄なのか・素なのか ホント女の落とし方は
お見事の一言だった。
此の映画はスペース・オペラだと思う。オペラを映像化したモノ。
そんな印象だった。

本編が始まる前 デジタル・マスター版にするまでの経緯の説明文が流れ
その中で「チネチッタ」と思しき伊語を目にし懐かしさを覚えた。
カルロ・ポンティが辣腕を振るった伝説の大撮影所。以前 かなり縮小されたと
聞いたが 今は どう為ったんだろうか?
 

「カサノバ」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年10月17日(土)20時45分20秒
  本編に入る前の冒頭 社名のロゴだろが「ワイルド バンチ」と出たので
サム・ペキンパー監督の顔を思い出したが 本作もメンタルでは かなりの
ワイルドな映画だった。

1703年と表示が出たので今から約3百年前の王侯貴族の物語で
盛んにチェンバロの演奏が登場し まだまだピアノの原型さへも
無かった頃の音楽的には古典派の時代なんだろ。
最初から最後までチェンバロの音色だったので同種の手法だった
実相寺 照雄の「無常」の場面も想起してたのだが 最後に盲目の楽団が
民族音楽的なノリの良い楽曲を演奏してて何だか儲けたやうな気分に為った。
現地の(古謡)なんだろうがアンデス音楽を聴いてるやうな泥臭さが心に染みた。

主人公は歳も70前後だろうか 未だ20代と思しき娼婦に溺れてゆく。
自分も主人公とは近い年齢なので心情は解るのだけど・・。
テムズ川に身を投げやうとした主人公を粋な科白で押しとどめた彼の友人。
良い友人を持ってるな。と少し羨ましく思った。
 

「忠直卿行状記」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年10月 3日(土)15時43分39秒
  やさ男の役者に忠直は無理だと最初 思いながら観に来たが
此れが中々 終わってしまへば一枚の立派なシャシンに為ってる。
感心しながら森 監督の力量に脱帽しない訳には為らなかった。

此れ 色々な視点から論じられる映画だと思う。
普通に云へば 前半はサラリーマン残酷物語で有り・後半は大船調の母モノの
色合いなんだけど 巧く日本人の琴線に原作を載せてるな と思う。
昭和の文豪の菊池サンは文学界だけぢゃ無く あらゆる業界に顔が利く方
だったやうで 彼の描いた忠直が実際の忠直だと独り歩きしてしまわれた
ってな印象で 其れは文豪の筆の力 云うよりか世間への顔の広さが要因と
感じてる。
映画では忠直の側用人が実は幕閣から密命を帯びた間者ってな設定で
「歴史的にはアルアルだな」と思ったけど半面 事は そんな単純な事柄でも
無いだろ・・とも反芻し 事実は藪の中で終わるやうな気がした。

場面・場面で色々スポット的に感じたモノも多かった。
最初の槍の模範試合のシーン 今以上の長槍で戦国の真柄 十郎左衛門の特大の
槍を想起し 又 中村 錦之助「宮本武蔵」の中の槍の宝蔵院との場面も想い出された。
私が子供の頃の映画だと思われるので母親の羊水の中に居るかのやうな安堵感・
幸福感が身体を心地よく包んで呉れた。

に しても共演・助演 問わづ女優サン達 一様に品が有るな~~。
当時の時代性なんだろうか?
 

ペドロ・コスタ上映希望

 投稿者:若泉  投稿日:2020年10月 2日(金)21時36分32秒
  いつも良い作品の上映に感謝します。
ペドロ・コスタの「ヴィタリナ」の上映を希望します。
今年、コロナウイルスの感染拡大は、世界中で人との関係を考えるきっかけとなったと思いますが、この映画も人間と人間の関係を考えさせる作品のようです。
ぜひご検討ください。

https://www.cinematrix.jp/vitalina/

 

リクエスト。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年10月 1日(木)22時32分3秒
  年末年始に大きなイベントやられるやうで感謝です。
此れで旧年と同様 楽しみの多い正月休みと為れさうです。

それで ですが 次いで方々リクエストさせて貰います。
往年の名女優の祭典と云う事で何人か名前を列記させて貰います。
あまり慌てませんが一考 願います。

〇 田中 絹代。
〇 高峰 三枝子。
〇 桑野 通子。
〇 李 香蘭。
〇 入江 たか子。
〇 高峰 秀子。

今の映画人口比の最晩年の世代に為ってしまいますが銀幕で名花を
観たいので一考 願います。
 

上映希望作品

 投稿者:タナカアキ  投稿日:2020年10月 1日(木)19時40分35秒
  「友達やめた。」(http://studioaya-movie.com/tomoyame/
予告編を見てもらうと、刺さる人が多いんじゃないかと思う。
友だちというものの定義で悩む私は、この映画にはその解のひとつがあるのではないかと期待している。大体そもそも、映画監督の日常をのぞけることなんてそうないので、そこもとても興味がある。
ぜひ。
 

「濡れ髪 牡丹」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 9月25日(金)14時15分3秒
編集済
  「小桜葉子なら知ってるけど共演の小桜純子って どんな女優?」。
そんな疑問符を抱きながら座席に座ったが 此れが立てばシャクヤク・
座れば牡丹って奴で女優で云うと桜町弘子か花園ひろみ のやうな
丸顔で品の良い愛嬌が有る お顔。当時は そんな小鳩のやうな顔が好まれた
時代だったな・・と少し感慨深げに為った。
ネットで調べたら本編の制作年度を中心に大映専属で活躍されてた
女優サンだったらしく五社協定の絡みか他の映画会社には出て居られ
無かった様子。

さて 本編だけど
全体としては 小林 旭の「渡り鳥(シリーズ)」みたいな
かなりシュールなノリで最後の料理教室?の場面は無国籍 為らぬ
無時空な世界を感じた。
雷蔵は本来こんなコミカルな演技が素に近かったと感じますね。
京マチ子は元はOSKなので殺陣も円を描くやうに踊ってる。
殺陣師も そんな指導されたやうに感じました。
流し目 含めオトコが喜ぶ所作はダンサー時代に培ったモノと
思ってますが。

昭和36年の作品。
当時の映画界を取り巻くイケイケの時代を彷彿させるやうに
画面からも映画人の娯楽の殿堂の誇りと自信を感じました。
それが懐かしかった。
 

「ポルトガル、夏の終わり」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 9月21日(月)20時34分4秒
編集済
  冒頭「フランキー」と題字が出たので一瞬 昔の米国テレビドラマの
「ローハイド」のテーマ曲を歌ってたフランキー・レインを思い出し
主人公は男性かと思ったが やっぱチラシの写真の通り女性だった。
フランキーって男女 問わづ使われる名前なのかも知れない。

観光庁の後援が有るくらいの映画なので ご当地映画と云うか景色の美しさに
魅了された。海辺の近くの山間に有るプール付きの別荘から物語は始まり
砂浜の海・山間の緑の木々と・プールの水の青さとコントラストが魅力的。
背景音楽も 最初のカフェの場面ではヨハン・シュトラウスの輪舞曲で
海辺の場面では確かサンサーンスの「動物の謝肉祭」の中の「水族館」か
後の方の室内ピアノの連弾のシーンはショパンのノクターンだったかと思う。
主な登場人物達が かなりの年配だったので さうした色合いに為った
のだろうけど エンディングの場面同様に心象風景が そのまんま
映像化されてる・てた。 ってな印象だった。
只 惜しむらくはポルトガルの歌謡ファドを もっと流して欲しかった。

物語は家族も絡めて。ってな流れでは有ったけど 人物が皆 それなりの年齢
なので血で血を争うやうな場面は登場せづ読後感は清涼でヨカッタ。
若ければ行ってみたい観光地 ポルトガルのシントラでした。
 

「大菩薩峠」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 9月19日(土)18時17分16秒
  見終えへ館内 出てブックオフで中里介山の原作本 探してたら
表紙に市川雷蔵の写真が使われた4冊シリーズが見付かり ちくま書房が
出版した当時は既に大菩薩峠イコール市川雷蔵の時代に為ってのか・・と
御大・片岡 知恵蔵ファンとしては少し寂しく感じた。
本作は良く出来た映画だけど僕に取っては机 竜之介は知恵蔵ですね。

でも それを踏まえて云ってもホントいい映画でした。
映画が終わっても他の客も含め暫し座席から立ち上がれ無かった。
このまま1時間くらい座って居たい気持ちでした。
元々観に来た動機ってのが銀幕で大映のロゴを見たいって云う 只それだけ
なんですが それ以上の お釣りが たんと来ました。
雷蔵の相手役 演じた玉緒サンは何だか三原葉子みたいに凄みを
感じました。まるで「怪談 かさねが淵」のやうな凄惨なシーンも有って
中川信夫の世界に近い・新東宝に影響を受けてるかのやうにも特に後半
感じましたね。

歴史的に見ても「鞍馬天狗」の少し前の時代設定から物語が始まってて
会津の容保公の京都守護職赴任の前の(後の)新選組の話から
京都に移ってからの壬生の屯所の話まで駆け足ながらも大きな時代の
うねりの中で翻弄されてる人々が印象深かった。

山本 富士子は そりゃ お綺麗なんだけど悪い意味で お顔に傷めいた
モノが皆無の人なので床の間の置物には為っても市中 連れて歩きたいと
思うやうな人ぢゃ無いですね。むしろ名前は知りませんが育ての母親
みたいな役柄を演じた女優さんの方が魅惑的・魅力的に映りました。
知恵蔵の方の映画でも玉緒さんの役も演じた長谷川 裕見子のやうな
細面の 花街の お師匠さんのやうな雰囲気が実にヨカッタ。
 

上映希望作品

 投稿者:タナカアキ  投稿日:2020年 9月18日(金)16時42分41秒
  「今日もどこかで馬は生まれる」(https://creempan.jp/uma-umareru/index.html
福井には競馬場も場外馬券場もないので、興味を持つ人は少ないかもしれないです。
華やかな大きなお金が動く競馬。その主役であるにもかかわらず、競走馬の多くは引退後、行方知れずとなります。それはつまり、行き場がなく始末されているということ。
解決できない問題だからこそ、そういう問題があるのだということを公にする必要があると思うのです。

「佐々木、イン、マイマイン」(https://sasaki-in-my-mind.com/
予告編にとても興味をそそられます!

「卵と彩子」(https://www.aoi-pro.com/jp/news/20200917/17902/
福井映画祭で私が最高得点をつけた「春」の監督、大森歩さんが剛力彩芽さん主演で作るショートフィルム。
予告編、めちゃいい!
剛力さんはよく叩かれてますが、予告編ではすごく存在感や雰囲気のあるいい役者さんでした。
次の福井映画祭で見られたらうれしいです。
 

「お名前はアドルフ?」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 9月15日(火)20時30分39秒
  冒頭「Der」の表記が出たのでドイツ語圏の話なのは判ったし 舞台劇~の
映画化なのも推察が付いたのだけど 題名(邦題)からしてキートンばりの
シュールなシーンが続くかと思いきや 存外アルアルの家庭劇で一人暮らしの
未婚者としては欠伸を堪えるのに往生した。
只 背景音楽が カンツォーネ(風)~レイ・チャールズのやうなブルース
そして ヘレン・メリルのやうな甘いジャズ~シンフォニーの「田園」と
てんてこ盛りで シリアスな話を巧くオブラートに包んで提供してる印象。
改めてドイツって欧州の各国と陸続きの文化を背負ってると感じる。
エンディングはドゥー・アップ・サウンドで〆てたけど中高年の
登場人物達への挽歌のやうに聞こへオシャレに感じた。
個人的には全然 話には入り込めなかったけど音楽の使い方が上手で
その点 満喫した。
 

「アングスト」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 9月 4日(金)20時31分0秒
  ドイツが舞台のドイツ映画かと思ってたらオーストリアが舞台のオーストリアの
映画らしい。オーストリアも確かドイツ語圏なので間違えるのも頷くんだけど
カフェで たむろしてた若い女は顔付きがゲルマン顔で映画で見慣れた米国女
とは かなり違った雰囲気を醸し出して居た。

主人公の男は自分探しに嵌ってしまい迷子に成ってる体で目の前の現実にだけ
集中して動けばエエのに・・。と思いながら見てたが 女優も殺したと言った
場面ではシャロン・テートを殺したチャールズ・マンソンを思い出した。
多くの人は妄想だの過去の苦い体験だの抱えながらも目の前の現実と
向き合い暮らしを営んでゆくのだけど 彼らは自らの妄想の世界から
抜け出そうとは しない。しない理由は其の方が楽だからで 人って油断すると
楽な方へ楽な方へと逃げてしまう。主人公 見ながら さう思う。

男は赤ん坊が そのまんま成人して大人に成ったイメージだが此の娑婆は落とし前
だけは付けないとダメなのは決まり事なので本人は どんな落とし前を
考えて居たのか?とも思ったが そんな事 思うやうな人は最初から
こんな事は しないだろうな・・。と思い直した。私が若し裁判官なら禁固2百年とか
3百年とか昔のテキサス法みたいな判断 下すけど実際は死刑で幕を閉じた
のだろうか? 
 

「今宵、212号室で」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 8月28日(金)13時55分19秒
  ビリー・ワイルダー タッチのロマンチック・コメディかと思ってたら
存外ブラックな映画で困惑しながら観終えた。

4人の60歳前後の訳あり男女が登場するのだが自分的には60前で
ピアノ教師と云う未婚の女性の感性が唯一 共感を覚えた。
年齢に関係なく未婚は未婚・既婚は既婚なので異性に対する感性は
やはり根源的に違うのだと改めて思う。

背景音楽的には冒頭シャンソンの名品「♪ミラボー橋」が流れ
懐かしかった。50代の頃 ワンカラの方で金子 由香里バージョンの
同曲を譜面 見ながら歌ってたので当時を思い出し懐かしかった。
途中 それとは別の聴き慣れた旋律が流れ家に帰って調べたら
1970年代のNHKの「みんなの歌」の中の「♪白い道」だった。
原曲はビバルディのバイオリン協奏曲で当時 好きだった歌だった。
物語的には ちんぷんかんぷん だったが音楽的にストライク!だった
ので来てヨカッタ。
 

リクエスト

 投稿者:金八はっちゃん  投稿日:2020年 8月18日(火)10時37分49秒
  「13月の女の子」
出演: 小宮有紗(穴森一穂)、秋本帆華(唐木田巫女)、萩原みのり(浮間莉音)、茜屋日海夏(辰巳涼子)、田野優花(青砥景
)、北村優衣(一之江瑞希)、大森莉緒(和光望)、酒井萌衣(八坂百子)、磯原杏華(中神早苗)、長谷川かすみ(乃木真琴)、石川瑠華(奥沢ほのか)、愛菜(四ツ木まどか)、杉本愛莉鈴(蓮沼鈴)、小瀬田麻由(上町瑠衣)、今野杏南(三ノ輪由梨)、津田寛治(井上努)〈友情出演〉、中島由貴(穴森七海)〈特別出演〉
監督・編集: 戸田彬弘
配給: チーズfilm
公式サイト: https://www.13gatsu-girls.com/

テレビアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」など声優としても活躍する小宮有紗が映画初主演を果たした青春ドラマ。2017年と2019年に公演された同名舞台を原案に、「名前」の戸田彬弘監督がメガホンをとる。引っ込み思案でクラスになじめない女子高生・穴森一穂は、生まれつき心臓病を抱える唐木田巫女と仲良くなるが、巫女は入院中に亡くなってしまう。悲しみに暮れる一穂のもとに、1通の手紙が届く。巫女について話があるというその手紙に従い、1人で夜の校舎を訪れる一穂。そこで彼女を待ち受けていたのは、巫女の死と同時に現れた謎の転校生・浮間莉音だった。名古屋発のアイドルグループ「TEAM SHACHI」の秋本帆華が巫女、「ハローグッバイ」の萩原みのりが莉音を演じる。そのほか、声優ユニット「i☆Ris」の茜屋日海夏や元「AKB48」の田野優花、元「SKE48」の酒井萌衣、映画「猿楽町で会いましょう」の石川瑠香など若手女優が多数出演

「メグ・ライオン」
出演: 長谷摩美、浅野杏奈、田中美和子、桜りん、shiffon、ネリ、桃山美緒、一宮すばる、小林さとし、日出郎、渡辺裕太、ジョナサン・シガー、岩井志麻子、真夏竜
監督: 河崎実
配給: TOCANA
公式サイト: https://tocana.jp/2020/06/post_158242_entry.html

日本橋三越の2019年福袋企画として誕生した特撮ラブコメディ。日本橋三越本店の2019年新春福袋として税抜き450万円で販売された「SFコメディ映画に主演できる」という企画に出資した一般女性の長谷摩美が主演し、「いかレスラー」「三大怪獣グルメ」などで知られるコメディ映画の鬼才・河崎実監督がメガホンをとった。会社でお局様と後輩の両方から疎まれている、50代の冴えないOL・獅戸めぐ。そんな彼女の前にある日、空から全裸のイケメン男・ジョナサンが現れ、「あなたはキングライオン星の王女であり、銀河連邦100億個の星の王家の娘だ」と告げる。そして、ジョナサンの口づけによって美女に変身しためぐだったが、そんな彼女の秘密の力を手に入れようと企むウルトラタイガー星人が、めぐに魔の手を伸ばしてくる。めぐの本来の姿であるメグライオン星の王女を、アイドルグループ「マジカル・パンチライン」の浅野杏奈が演じるほか、TOKYO MX「5時に夢中!」で知られるジョナサン・シガーや岩井志麻子ら、個性的なキャストが素人の主演の脇を固める。
 

「その手に触れるまで」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 7月25日(土)14時36分56秒
編集済
  かなり重いテーマだった。
でも描き方が鮮やかで軽妙でテンポ良く進んでたので結構 楽しめた。
此れだけのテーマを軽めに上手に描いた欧州映画ってルネ・クレマンの
「禁じられた遊び」以来では?と感じたので昨年のカンヌの賞の
総ナメにも頷いた。

主人公の13歳の少年 ややこしい子だった。
賢く・真面目な子なんだが思い詰める傾向が病的なまでに強く
周囲の大人達は手を焼く。同年代の異性とも手が合わない。
かう云う少年は長じても目の前のオンナより天空の神を選ぶと思うので
ムスリムの戦士しか生きる選択肢が無いやうに感じた。
フランスは公衆の中でのブルカの着用さへ認めない国なので禁止されてる
側の心情が よく解って一つ勉強に為った。映画の舞台はベルギーだけど
私には今のフランスの置き換へだと映った。仏とベルギーの合作ってのは
さう云う意味合いだと思うのだが。

チラシにはリュミエール賞なるモノも受賞したと記されて有った。
明治期 神戸から陸揚げされた映画の機材は彼の社のモノだった由。
日本も かうした鮮やかな映画を作って彼の賞を得て欲しいと感じた。
 

映画上映のお願い

 投稿者:田下啓子(タオリケイコ)  投稿日:2020年 7月24日(金)14時33分6秒
  突然メールを差し上げます無礼をお許しください。
ドキュメンタリ映画「どこかに美しい村はないか」~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~
の上映をお願いいたします。
この映画は、現在のコロナ状況のなかで、観客に一風の清風を与えると思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

初めまして田下啓子(タオリケイコ)と申します。73歳です。
映画のプロデューサーをしています。
この度,岩手県遠野を舞台にしたドキュメンタリー映画「どこかに美しい村はないか」
~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~が完成し、上映をしてださる映画館を探しています。

映画はAIデジタル世界を迎えるにあたり、岩手県遠野を舞台に
もしかしたら消えてゆくであろうアナログな、日本の原風景や人々を、
ガラス絵とリンクさせて、磨き上げた映像と音楽とで作りました。

私の人生最後の作品として次の時代を生きる人々へのギフトとして
作りました。

監督兼キャメラマンは能勢広氏であり、もう一人のキャメラマンは
映画業界最年長(77歳)の篠田雪夫氏です。
キネマ旬報の4月下旬号で文化映画として紹介されました。


上映については、
●この映画を多く人々に見ていただくことを優先します。
また、現在の映画館の危機状況を考慮し、
●ご相談の上、貴館の営業を応援できる条件を設定したいと思います。

取り合えず映画公式サイト、および予告編をご覧いただき
ご検討いただけますと幸いです。


https://dokokani.info/

予告編
https://dokokani.info/?page_id=40


尚問い合わせ先は、090-5433-6940 田下までお願いいたします。


http://https://dokokani.info/

 

「ビッグ リトル ファーム」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年 7月 4日(土)14時15分58秒
  改めてタイトル見れば ビッグでリトルなファームなんで何となく意図する
モノは解る。只 志向がアメリカ的に過ぎ東洋人の島国の人間には正直
付いては行けなかった。有機農業の大規模経営を始めるに当たって何処で
資金 調達したの?と突っ込み入れたく為る話だった。

文部省 特別選定らしいので昔で云う文部省特選の推奨作品だろが
米国本国でも其の種の推奨 受けてるかと感じた。早い話が
セサミ・ストリートのスタッフが新しい世界を描いて見せた。
そんな印象だった。農業する視点では無くシートン動物記の作者の
やうな目線が意外性を感じたが7年がかりで土地改良ってのは
流石 アメリカ的だと思う。

米映画に登場する女優サンって都会に住む女を演ずる事が多いけど
此方は普通の地方の女を演じてて 都会の女と地方の女とでは顔つきから
して違うな・・と思う。あまり構えない人との接し方する素朴な顔に
好感を感じた。
映画はドキュメントと為って居て其れで数々の賞 得てるのだけど
僕は本来ドキュメントなんて存在しないと思ってる。
ウリのキャッチ・コピーとしては存在するんだろうけど実際
キャメラを何処に据えるかで観客の現場の印象が変わってしまうし
だからドキュメンタリーも通常のフィクション・ドラマの範疇だと
感じてる。

@来る時は激しい雨だったが 帰りは一時的に雨が止んで居た。
 映画の神様も空の神様と暫し休戦協定 結んで呉れたらしい。
 家で濡れた衣類 乾かしながら さう思った。
 

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