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「忠直卿行状記」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2020年10月 3日(土)15時43分39秒
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  やさ男の役者に忠直は無理だと最初 思いながら観に来たが
此れが中々 終わってしまへば一枚の立派なシャシンに為ってる。
感心しながら森 監督の力量に脱帽しない訳には為らなかった。

此れ 色々な視点から論じられる映画だと思う。
普通に云へば 前半はサラリーマン残酷物語で有り・後半は大船調の母モノの
色合いなんだけど 巧く日本人の琴線に原作を載せてるな と思う。
昭和の文豪の菊池サンは文学界だけぢゃ無く あらゆる業界に顔が利く方
だったやうで 彼の描いた忠直が実際の忠直だと独り歩きしてしまわれた
ってな印象で 其れは文豪の筆の力 云うよりか世間への顔の広さが要因と
感じてる。
映画では忠直の側用人が実は幕閣から密命を帯びた間者ってな設定で
「歴史的にはアルアルだな」と思ったけど半面 事は そんな単純な事柄でも
無いだろ・・とも反芻し 事実は藪の中で終わるやうな気がした。

場面・場面で色々スポット的に感じたモノも多かった。
最初の槍の模範試合のシーン 今以上の長槍で戦国の真柄 十郎左衛門の特大の
槍を想起し 又 中村 錦之助「宮本武蔵」の中の槍の宝蔵院との場面も想い出された。
私が子供の頃の映画だと思われるので母親の羊水の中に居るかのやうな安堵感・
幸福感が身体を心地よく包んで呉れた。

に しても共演・助演 問わづ女優サン達 一様に品が有るな~~。
当時の時代性なんだろうか?
 
 
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