teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]


新着順:16/1367 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

「ホモ・サピエンスの涙」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2021年 1月28日(木)20時21分9秒
  通報
  10分ばかし仕事を早く切り上げ来たが小品ながらも良作だった。
スウェーデンの大使館が後援するくらいだからスウェーデン的に
ベルイマンの流れを汲む色合いか?と思ってたけど確かに「然り&然り」
で有った。

不思議な映画で初めて「処女の泉」(ベルイマン)を観た時のやうな印象。
映画の最後半部で男が殺された娘を抱き抱え慟哭してて まさに処女の泉の
ラストシーンと瓜二つで そんな処が本国が肩入れしてる理由の一つに
為ってるやうな気がした。
構図的には「第7の封印」(ベルイマン)の有名な死神との対話の
場面に似て極めて舞台劇の色彩が濃かった。

使われた音楽は最初 物乞いがウクレレみたいな楽器で路上で歌ってたんが
ナポリ民謡で 言い古されてるけど北方の人って凍らない海・地中海には
憧れが有るんだなぁ~と感じて 次のカフェみたいな処で流れてた
「ALL OF ME」は間違い無くビリー・ホリディの声で 彼女の本曲は
私の人生の応援歌の一つなので妙に嬉しく為った。

前半部の主人公の男は田舎の教会の司祭のやうな仕事を されてたやうだが
「信仰を失ってしまった!」と叫びながら町医者に駆け込む様子は
福祉国家の鑑と かって云われたスウェーデンの現状を知る手掛かりに
為りさうな逸話かと感じた。
とは云うものの此の映画の時代設定は いつ頃なんだろうか?
後半 1950年代の米国のオールディーズがラヂオから流れるし
最後の場面に登場したクルマは1970年過ぎの型のやうだし
時代がハッキリとは しない・・。それが此の映画のコンセプトなのかも。
 
 
》記事一覧表示

新着順:16/1367 《前のページ | 次のページ》
/1367