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新作かと思ったら1940年代の古典らしい。
冒頭から20分のモダンジャズの背景音楽が煩かった。
マンク。ってのは名作「市民ケーン」のライターの名前だと判ったのが
映画の後半に入ってからで それまでは蚊帳の外のやうな感触だった。
名作でゴーストライターに成り掛けた?と云へば思い出すのは戦後の
赤狩り時代のジンネマン監督の「ハイヌーン」で此の時のライターが
(ジョニーは戦場に行った)の脚本を書き上げたんは本編の回想シーンの
時代と ほぼ一致するので二人の脚本家を見比べ乍ら本編を観て居た。
新聞王のハースト家と云うと私なんぞは1970年代の ご令嬢が起こした
(ハースト事件)の方がオンタイムに為るのだけど 此方も色々話には
聞いてたので興味は深かった。
ギンギンのブロンド女優は当初 一世風靡したジーン・ハロウかと勝手に
思い込んでたのだけど どうも違う?みたい。
回想の場面でクララ・ボウの絵看板は写るは・(世界の恋人)メアリー
ピックフォードの名前は出るわで そっち系のスタアが好きな私は
嬉しさ込み上げた。
かうした映画に噛んでるオーソン・ウェルズって映画界の風雲児と
云うより株屋の風雲児が映画界に殴り込んでる!・・そんなイメージ。
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