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「アバウト・レイ 16歳の決断」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 6月 7日(木)21時26分36秒
  主人公の祖母役を やった スーザン・サランドランは何処かで聞いた名かと
思ったので 帰ってグーグルで くぐったら1970年代から脇で活躍してる
女優で 当時の洋画雑誌なんかにも青春スターとして何度も紹介されてたのを
思い出した。当時から枠にハマラナイ少しラジカルな役柄が多かったので
今回のレズ役ってのも頷けた。映画は16歳の子と其の母親の話なんだけど
そんな・こんなで其れを見つめる祖母の目線で物語を観てた。
物語の核は今 流行りのトランスジェンダーの話題だが自分的には親子三代に
渡る「ブルックリン横丁」的な話かと受け取った。

女優のジュディ・フォスターは自ら同性愛者だとカミングアウトしたけど
生前 同性愛の噂が絶えなかった クレオパトラを演じたクローデット・
コルベールは果たして実際の処 どうだったのだろうか・・? と
想起しながら映画を観てた。
 
 

「しあわせの絵の具」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 6月 2日(土)17時40分48秒
  この1年間「メトロ」で観た何十本の映画の中で最高傑作!!だった。
チラシでは世界中で観客賞を取ってるらしかったが さもありなん。
難しい話は抜きにして観客に解り易い作りで最後まで裏切る事は無かった。

最初 ザンパノ&ジェルソミーナの「道」(フェリニーニ監督作)の夫婦を想起
しながらハラハラと観てたけど 本編の夫は大道芸人のザンパノ程 アクドクも
無く根は善良なので途中から妻を人間扱いし始めたのを見て安堵した。
夫は身寄りも無く孤児院で相当に酷なメに遭ってるので極端な人間不信が逆に作用し
商売が上手い。妻も近所から石を投げられて育った経緯が有るので或る意味
似た者同士か。妻の描いた絵を激賞した副大統領のニクソンは底辺の出なので
何か感ずるモノが有ったのだろう。彼が注目した気持ちもヨク解る。
絵は 一種「ちぎり絵」みたいで懐かしき欧州調。日本で云う「いわさき ちひろ」の」
やうな郷愁を誘うのだろう。良い意味で素人受けする絵画だった。
映画の遠景は 完全に絵画の構図。
チャールストンやT型フォードやらも登場したのでソッチ系が好きな私的にも
嬉しかった。
 

リクエスト

 投稿者:はる  投稿日:2018年 6月 2日(土)14時51分52秒
   深田晃司 監督作品『海を駆ける』を福井でも観たいです。

  http://umikake.jp/introduction.html

 

「HAPPY END」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 5月28日(月)21時19分40秒
  改めて題名の意図を考へてるんだけど よく解らない映画だった。
最後の終わり方は仏映画らしいし 冒頭のスマホの録画動画の長回しも
制作側の苦労が偲ばれたんだけど 詩人感覚で生きてる仏人の映画感覚には
到底 就いてゆけない我が身を感じた。

主演のジャン・ルイ・・が「名優」とチラシに書かれて有ったんだけど
1970年代当時から新進の演技派と呼ばれてたのをオンタイムで
知ってる身としては「何を今更」の感じ。
世代が上の「望郷」~「ヘッド ライト」~「シシリアン」と変遷して行った
ジャン・ギャバンの立ち姿を想起しながら こっちのジャンを見つめて居た。
13歳の姪っ子の役をした女優は醸し出す雰囲気が「歩く児童ポルノ」のやうな
オーラを放ち 近い将来 大化けして来る予感を感じた。

物語的には 意固地で疑ぐり深い車椅子の老人が最後の最後に姪っ子と心の
触れ合いが出来てハッピーエンドの お話だったのかも知れない。
 

「ルイの9番目の人生」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 5月20日(日)20時42分3秒
  映画が始まって30分で犯人が誰だか見当が付いてしまった。
後は どれだけ技術で引っ張って呉れるか?だったのだが
そこそこ楽しめた。

少年の母親のイデタチは異様で1940年代ファッションに日常的に
身を包んでる。まるでモデル上がりのローレン・バコールのやうな身のコナシ。
何を着やうが自由とは云へ半世紀以上も前の立ち居振る舞いと為れば
それだけで尋常では無い。私見に依れば異常なまでのクラシカルな装いする
女性って清楚系ビッチが隠れてるやうに感ずる。主人公の美人母も
其れで在った。

いつの時代でも少年は母の味方だから 事の真相は周囲には直ぐには
伝わら無かったけど 本作は幼児教育に携わってる人に観て欲しいと思った。
良か教材に為ると思ふ。

親子3人でピクニックするシーンで急に画質の色合いが変わった。
初期シネラマ時代の淡いシットリ感に似た画質に変わったやうに見へた。
わざわざ古いフィルムで撮影して其れをデジタル処理したかのやうな趣だった。
ノスタルジック感を出す時に昨今 使われる手法なのだろうか?
 

「はじめての おもてなし」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 5月14日(月)19時30分20秒
  バブル期の日本のホームドラマを見てるが如き。
昨今のドイツはEUで一人勝ちの感なので そんな趣を感じた。
内容も最後の終わり方も予想通りで如何にも堅実好みのゲルマン風。
国内で最高の興行収益を上げた!と聞いても別に驚きも無かった。

上手い映画だな。と感心した。古典的な手法を古典的なまま上手に使い
切った感じ。異人種の難民に対する幾つかの一群を そのままパズルに
組み込み現在のドイツを上手に発信してた。
映画の かなり後半部 ゲーテの詩の一節が読まれたが その前の勇壮な
シンフォニーは流れとしてワグナーかと思ったのだが どうだったのか?
独逸好みの詩や曲は揶揄・自嘲したブラック・ユーモアと受け取ったのだけど。

受け入れた家族の家屋は白い家。
白人娘が黒人の恋人を家に連れて来た「招かざる客」の家も白色だった。
医師の父親役を観ながら スペンサー・トレシーを想起した。
 

「5パーセントの奇跡」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 5月11日(金)21時31分46秒
  冒頭の「幸せの道と云うより道そのもが幸せなのだ」は 極めてオリエンタルで
主人公の生まれ故郷スリランカの上座仏教の経典「法句経」あたしの影響を
感じた。だけで無く 主人公の行動規範全体に「法句経」のエッセンスが感じ
取られ ドイツ語圏の映画としては珍しい色合いを感じた。

主人公の姉役のエスニックでエキゾチックな横顔を眺めてたら インド・ベンガル
生まれの女優 ヴィヴィアン・リーの「哀愁」を思い出したのだが
インドやスリランカの女子の顔って何やら哀愁を醸し出す顔立ちのやうだ。

真面目で頑張る主人公の元には 母・姉・同僚・上司と応援者が集まる。
試験官の補助にまで助けやうと云う気持ちが働くんは やっぱ 本人の
お人柄なんでせう。



 

「Big sick」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 5月 3日(木)21時03分0秒
  エンディングで主人公 本人の写真が紹介されてたけど可愛かった。
その可愛さはティーンエージャー向けのモデル誌の表紙を飾る事が出来る程の
可愛さでバツイチでも男ならゾッコン!に為るで有ろうと思った。

映画の前半は かったるい感じだったが後半はテンポ良く進み2時間が
アッと云う間。まるで少女コミックの恋愛物のノリで有った。
パキスタン人の男は かなりのイケメンで しかも少々毒気 有る喋り方を して
往年のコメディアンのダニー・ケイを彷彿と させた。

全体として 地方のボードビリアンのショウの延長としての恋愛物のやうな
軽妙・洒脱な映画で気持ちがポカポカで帰る事が出来た。
 

「ザ・シークレットマン」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 4月28日(土)19時45分27秒
  コードネームの「ディープ・スロート」と云えば事件発生時のメガトン級の
ポルノ映画「ディープ・スロート」を思い出すが 主演した女優は2002年に
事故死し・本編の主人公のディープ・スロートは翌年 自分が それだった と
公表した。時代の寵児だった女優リンダが50代の若さで死んだ記事を見て
彼は真実を語り出したのか・・と思った。
「そんな馬鹿な・・」。と打ち消したい気も有るが 存外 人の気持ちが固まる時って
そんな些細な・他愛も無いキッカケに起因する場合が多いと感ずる。
復 リークした情報源の張本人に俗語のスラッグを使うあたし 当時の世相・女性観が
感じられ隔世の感も感じた。

事件を扱った映画と云えば 4年後に公開された「大統領の陰謀」を想起する
のだけど 此方は二人の新聞記者がメイン。記者の上司役のマーチン・パルサムが
当時は渋くて唸った記憶が有る。
本編は知らない役者ばかしで 半世紀前なら主人公がジェームス・シュチュアート。
上司がハンク(ヘンリー・フォンダ)でキャスティングされただろうと推察される。

映画は主人公が少し正義の硬骨漢 過ぎる。「そんな立派の人?」。と突っ込み
入れたく為る。第一 私は毛並みの良いケネディは嫌いで・それに反発を感じる
底辺社会からの叩き上げのニクソンに親しみを感じる身なので 主人公の正義感
ぶりには正直 嫌悪感さへ感じる。大統領なら誰でも やってた・やってる事。
只 彼の場合 自らの荒削りな人柄と侵入した5人の素人臭い仕事ぶりの為
窮地に追い込まれたってな印象。やった事に対しては「落とし前」を付けなくては
為らぬのが法律だから仕方も無い話なんだけど 部下を従わせる技術に欠けてた
だけで極悪人にされてしまう政治の世界はホント怖いと感じた。。
と云う意に於いてニクソンは被害者だと感じた
 

「ベロニカとの記憶」雑感。

 投稿者:みきお。  投稿日:2018年 4月21日(土)16時04分2秒
  「舞踏会の手帳」の別バージョンだと思って席に座ったが 此れは此れで
1本の映画だった。最初のナレーションの言い回しがバーナード・ショーの
やうな皮肉っぽさ だったので流石に英国人と納得してしまった。
最後のドンデン返しも米国映画では作り難いと感じた。英米人の間での
微妙に感性の違いを感じた一遍だった。
 

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